株式会社クリプトンが新たなe-ラーニングシステムを開発
株式会社クリプトンは、大学や専門学校向けの入学前準備教育として、新型コロナウイルス感染防止の観点からオンライン学習支援の新たな取り組みを発表しました。この新たな教育システムは、学校教育がオンライン化される中で発生したさまざまな課題に対応するために設計されています。
入学前準備教育の重要性
新入学生にとって、大学生活を円滑にスタートするための準備は不可欠です。しかし、新型コロナウイルスの影響で、学校の授業が計画通りに進まない中、特に学力のばらつきが懸念されています。これに伴い、早期からの情報リテラシー教育が求められており、入学前にしっかりとした学習基盤を築く必要があります。
提供する講座内容
クリプトンが開発したe-ラーニングシステムでは、学生が事前に受講できる講座が豊富に用意されています。具体的には、次のような科目が含まれています:
- - 情報リテラシー講座:受講者がインターネットを利用して情報を正しく理解し、活用できる力を養うための基盤となる講座です。
- - 日本語表現力講座:日本語でのコミュニケーション力を高めることを目的としています。
- - TOEIC®TEST及びTOEFL®TEST対策講座:英語のスキルを向上させ、試験対策を行うことができます。これらに加えて、国が導入を進める数理・データサイエンスに関する『AI・データサイエンス講座』も計画されています。
e-ラーニングの特長
この新システムの特長は、インターネット接続さえあれば、いつでもどこでも学習できる点です。講座は音声や動画を用いた分かりやすい内容で展開され、各テーマごとに課題が設定されています。このようにして、受講者は自分の習熟度を確認しながら学びを進めることができます。さらに、受講した課題については、クリプトンによる添削が行われ、学習効果を数値化することも可能です。
導入スケジュールと運用方法
新たなe-ラーニングシステムの導入は、各大学のニーズに応じてフルe-ラーニング型か通学と組み合わせる形で運用が可能です。導入を希望する大学は、8月頃までに決定し、詳細を設計した後、12月からのスタートを目指しています。受講期間は、約3か月から4か月で修了することを想定しています。
この取り組みにより、株式会社クリプトンは学びを支えていくとともに、新しい時代の教育形態に貢献することを目指しています。入学前から充実した学びの場を提供し、学生たちが円滑に大学生活を送れるようサポートを続けていく方針です。