TalentXがAIを活用した新機能を発表
株式会社TalentXは、2024年8月に新たに「AI OCR機能」を自身の採用MAサービス「MyTalent」に実装したことを発表しました。これにより、従来のスカウト業務が大幅に効率化されることが期待されています。
AI OCR機能の概要
現在、多くの日本企業は応募者から集まる職歴書や履歴書を採用管理システム(ATS)を通じて管理していますが、その情報を効果的に活用できている企業は多くありません。この問題の一因は、ATSが採用の進捗状況を一元的に管理するために設計されており、その結果、自社のタレントプールを活用した採用マーケティングが難しいことにあります。
「MyTalent」は、応募者情報を新しい「資産」として活用し、企業の採用活動を掛け捨て型から積立型へと転換することを目指しています。同サービスは、候補者や潜在候補者のタレントプールを一元的に構築し、半自動でスカウトを行う機能を提供。これにより、持続可能な採用を実現します。
新たな「AI OCR機能」は、アップロードされた履歴書や職歴書の文字情報を生成AIで自動的に抽出します。これにより、事前に整形されていないデータも「MyTalent」で検索可能となり、確認作業の工数削減やデータの見落としを防ぐことが可能になります。これまで有効活用されていなかった候補者の情報が、より効率的にスカウト活動に結びつくことが期待されます。
「AI X Lab.」の設立背景
TalentXは、労働人口の減少や第四次産業革命の影響を受け、優秀な人材獲得競争をより一層激化させています。このため、HR領域の企業においてAI技術を活用した新たなアプローチが不可欠です。これは、求人票やプロフィールの自動作成機能などを通じて、企業と求職者のマッチング精度を高めるためのものです。
TalentXはこれまで、「Myシリーズ」というタレント獲得プラットフォームを提供し、既に1,000社以上が導入しています。登録されたデータは33万人を超え、1万人以上のマッチングが実現しています。今後、AIや自動化を駆使して採用工数を削減し、これまで発掘されなかった प्रतिभागियोंとの出会いを増やす目指しています。
スズキ社長のコメント
代表取締役社長の鈴木貴史氏は、「TalentXは採用マーケティングにおいてAIや自動化を使うことで、人材管理の効率と精度を一段と向上させることを目指しています。「AI OCR機能」は、履歴書や職歴書というデジタルデータを効果的に活用するための新しいツールです」と語りました。
今後の展望
「AI X Lab.」では、AIや自動化を活用した新たな機能やプロダクトの開発に力を入れると共に、HR領域におけるAIや自動化に関する研究を行う予定です。これにより、TalentXはHRの歴史を新たに塗り替えるべく、さらなる挑戦を続けていきます。
会社概要
社名:株式会社TalentX
所在地:東京都新宿区神楽坂4-8神楽坂プラザビルG階
代表:鈴木 貴史
設立:2018年5月28日
資本金:8億6,750万4,198円
会社HP:
TalentX公式サイト
Myシリーズ サービスHP:
MyTalentサービスサイト