Kapito Japan、Smart Factory Japan 2025に出展
Kapito Japan株式会社は、東京ビッグサイトで開催された『Smart Factory Japan 2025』に参加しました。この展示会は、製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)や自動化、AI、IoTに関する日本最大級のイベントであり、3日間で約4万人が訪れました。Kapito Japanは、東京都中小企業振興公社が提供するブースに出展した唯一の海外企業として、AI外観検査ソリューション『fastable.ai』の最新技術を公開しました。
出展の背景
Kapito Japanは、東京都が進める海外スタートアップ支援プロジェクトに選ばれ、2024年には日本法人を設立しました。今年度は、日本製造業向けのAI検査技術をさらに浸透させるため、共同ブースにて展示を行うこととなりました。この展示エリアには、国内外から成長企業が集まり、主にAI外観検査、ロボティクス、自動化技術に注目が集まっています。Kapitoは『検査→分析→改善を一体化するAI』というユニークな視点を提示しました。
fastable.aiの特徴
『fastable.ai』は、従来のルールベースの検査方法では困難だったミクロン単位の欠陥検出を実現する最新のAIソリューションです。このシステムは、さまざまな欠陥(キズ、異物、黒点、塗布ムラ、ピンホールなど)に対応しながら、検査から分析、改善までの工程を一体化しています。以下にその主な特徴を挙げます。
- - 50種類以上の欠陥を高精度で抽出:以前は見逃されがちだった微細な欠陥を見つけ出します。
- - 欠陥統計化の自動化:欠陥の種別、頻度、傾向、工程別の発生パターンを自動で把握し、改善に役立てます。
- - 柔軟な適応力:ライン変更や新素材に対しても柔軟に対応可能なAIモデルを備えています。特に、R2R(ロール・トゥ・ロール)製造プロセスとの相性が非常によく、多くの企業から技術の検討を受けています。
来場者の反響
来場者からは、『従来のAOIでは見えなかった欠陥が可視化できる』、また『工程改善まで踏み込んだ検査システムは珍しい』との声が寄せられました。多品種や高速ラインにも対応したAI検査の価値を提案することができ、好評を博しました。
次回の出展情報:CONVERTECH 2026
Kapito Japanは、R2R・薄膜・フィルム・箔材・コーティングプロセスに特化した日本最大級の専門展示会『CONVERTECH 2026』にも単独出展することを発表しました。本展示会では、fastable.aiの最新デモを紹介し、工程改善、欠陥予兆検知、統計UIなどの実用例を提供します。
CONVERTECH 2026 開催概要
- - 展示会名:CONVERTECH 2026
- - 会期:2026年1月28日(水)〜30日(金)
- - 時間:10:00〜17:00
- - 会場:東京ビッグサイト西・南ホール
- - 出展形式:単独出展(1小間)
- - 小間番号(ブース番号):2W-N09
展示内容
- - R2R製造向けAI外観検査fastable.ai
- - 50種以上の欠陥抽出サンプル
- - 統計UI(欠陥種別・発生位置・頻度・傾向)
- - リアルタイム分析ツールによる工程改善
- - 最新事例:LIB電極材、銅箔、アルミ箔、CCL/FCCL、光学フィルムなど
来場予定の皆様、R2R製造や薄膜・箔材、電池材料、フィルムメーカーの方々にとって、実際に使えるAI検査のデモを直接見る絶好の機会です。ぜひブース2W-N09にお立ち寄りください。