三重県初のQommonsAI導入研修
2025年4月8日、三重県大台町において、生成AIを社会実装する先駆けとなる研修が行われました。主催者であるPolimill株式会社は、自治体向けに特化したAIツール「QommonsAI」の導入サポートを目的とした研修を開催しました。この研修は、職員がAIを適切に活用し、業務の効率化を図れるようにすることを目指しています。
“共通の理解”を深めるために
大台町の担当者からは、QommonsAIを導入するにあたって、職員全員がその使い方や目的をしっかりと理解し、実際の業務に活用できる状態を作りたいとの要望が寄せられました。このニーズを受けて、研修は単なる操作方法の説明にとどまらず、生成AIの必要性や安全な利用法を経験的に学べる内容としました。
体験を通じて学ぶ研修プログラム
研修では、まず生成AIの基本的な仕組みや活用方法について詳しく説明が行われました。その後、QommonsAIの機能や実務での活用方法を体験するためのワークショップが3つ実施されました。
1.
挨拶文をつくろう
- 行政文書で使用される「挨拶文」を題材にし、プロンプトを工夫することで表現の変化を学びました。
2.
キャッチコピーをつくろう
- 短いフレーズ作りに挑戦。公報やお知らせに必要な言葉の選び方やニュアンスの表現法を学びました。
3.
議会答弁資料をつくろう
- 議会当日の答弁や想定問答の資料作成にQommonsAIをどのように活用できるかを模索しました。
これらのワークショップでは、実践的な体験を通じて、AIを補助として有効活用する道筋を探求しました。
現場の声は導入へのヒント
参加した職員からは「既に業務でQommonsAIを使用していて、大変便利に感じている」といった声や、「さらなる実務的研修を希望する」というリクエストも出ました。経験年数の豊富な職員からも参考となる意見が寄せられ、現場のニーズに基づく研修内容が重要であることが改めて認識されました。
全国からの関心が寄せられるAI導入
現在、Polimill社では全国の自治体から「生成AIを使いたいが手始めが分からない」といった相談が増えており、導入のハードルを下げるために100アカウントまでは無料で提供しています。これにより、全国の自治体が当ツールを利活用しやすくなるよう配慮しています。
受講を希望される自治体の方は、公式ウェブサイトをチェックしてお問い合わせをいただきたいと思います。
QommonsAIの詳細はこちら
Polimill社について
Polimill株式会社は、国や自治体を対象に生成AI「QommonsAI」と参加型意見表明プラットフォーム「Surfvote」を提供するICTスタートアップです。AI技術とSNSの力で、全ての人が社会のルール作りに参加できるサステイナブルな社会の実現を目指しています。