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いなば食品が創業220周年、感謝の会を開催予定

1805年に創業し、今年220年を迎えるいなば食品株式会社は、2025年秋に「感謝の会」を開催することを発表しました。このイベントは、長い歴史を支えてくれた関係者への感謝の気持ちを込めたもので、社員全員が参加する予定です。

会社の歩みと成長の軌跡

いなば食品は初代の稲葉与吉が静岡県由比の地で海産物の販売を始め、鰹節の生産を通じて日本国内外での販路を拡張してきました。幕末から明治時代にかけて、生蜜柑の輸出を行い、特に北米市場では日本みかんが広く消費されていたことで大きな影響を与えました。 1936年には、鰹冷凍庫の建設に伴い缶詰工場を設立し、1948年には「稲葉食品株式会社」が誕生。今日まで成長を続けてきました。

創意工夫で市場に挑む

いなば食品は1971年に「いなばライトツナ」を発売し、さらには1989年には世界初の印刷缶キャットフード「CIAO（チャオ）缶」を投入。これは内容物の写真が缶の上面に印刷されており、消費者にとって非常に魅力的なデザインでした。1992年には法人名を「いなば食品株式会社」に改名し、さらなる発展を目指しました。

海外展開の加速

同社は2004年に中国工場を設立し、その後2013年にはタイの新工場も設立。現在ではアメリカやヨーロッパ、マレーシアなどに13箇所の海外法人を持つまでに成長しました。これにより、国内外での商品展開がますます強化されています。

売上高と利益の目標

創業220周年の2025年には、売上高2040億円を目指しており、前年に比べ124％の成長を見込んでいます。また、営業利益と経常利益それぞれ160億円、前年比125％を目指す経営計画が進行中です。いなば食品は、海外市場への進出をさらに加速し、世界的な企業へと成長し続ける方針です。

感謝の会に込める思い

「感謝の会」は関係者への感謝の気持ちを伝える貴重な機会であり、いなば食品にとっても今後のさらなる発展を誓う重要なイベントとなります。　創業から220年間の歴史を振り返りながら、未来への期待を込めた素晴らしい会になることが期待されます。

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