Double Feather PartnersがTICAD9でアフリカ企業と戦略MOUを締結

Double Feather PartnersがTICAD9で見せた新たな連携の形

8月20日から22日まで横浜で開催された第9回アフリカ開発会議（TICAD9）において、株式会社Double Feather Partners（DFP）がアフリカの企業や組織と4件の戦略的なMOU（覚書）を締結しました。この成果は、アフリカと日本との協力関係を強化する一環として非常に重要なステップと言えるでしょう。

戦略MOUの締結先

Absa銀行

南アフリカの大手金融機関であるAbsa銀行とは、『アフリカと日本との共創に向けた戦略的パートナーシップ』の締結に至りました。これにより、両者のビジョンを共有し、協力体制を築くことが期待されます。

Africa E-Mobility Alliance

ケニアにあるこの業界団体と結んだMOUは、『アフリカにおけるモビリティトランジション推進に向けた戦略的パートナーシップ』となります。アフリカのモビリティの変革に向けた取り組みが加速するでしょう。

ANDA

アンゴラのスタートアップ、ANDAとのMOUでは、南部アフリカのモビリティ市場における協力を強化します。両者の持つリソースとノウハウが、地域に新しいビジネス機会を生むことに繋がるでしょう。

オロミア・コーヒー農協連合

エチオピアのコーヒー農協連合との『エチオピア産スペシャルティコーヒーの付加価値創出支援の強化に向けた戦略的パートナーシップ』も重要です。エチオピア産のコーヒーの卸売りと輸出において、新たな付加価値創造への期待が寄せられています。

TICAD9 署名披露式

(経産省提供)

DFP主催の多彩なイベント

TICAD9の期間中、DFPは6つのセッションを主催・共催し、アフリカ経済の成長や投資の重要性についてパネルディスカッションが行われました。実際、日系企業がアフリカのVCを通じて現地パートナーを探す動向は、今後ますます重要になると見込まれます。

また、南アフリカ大統領府やアフリカ開発銀行（AfDB）の代表も参加し、官民連携による投資リスク緩和の事例を共有しました。これは、アフリカにおける投資環境をより良いものにするための貴重な機会でした。

TICADメインステージ

日本企業とアフリカスタートアップの連携

DFPは、パネルディスカッションとネットワーキングイベントを通じて、日本企業とアフリカのスタートアップとの戦略的パートナーシップを促進しました。NECを招き、アフリカとの実際の協業の経験を共有する場となりました。

さらに、UNDPなど重要なパートナーとも連携を強化し、日本企業との協働における期待や課題についても活発な議論が交わされました。

TICAD9 サイドイベント