陸上自衛隊と連携したの南海トラフ地震対策訓練
株式会社Liberaware(以下「当社」)は、2025年1月15日に兵庫県淡路島で行われた陸上自衛隊中部方面隊主催の「南海レスキュー2024」に参加しました。この訓練は、南海トラフ巨大地震の影響を想定し、その際の救助活動スキームを自衛隊と共に検証するものです。当社は小型ドローン「IBIS2」を活用し、現場での要救助者捜索や映像伝送の技術的実用性を確認しました。
訓練の目的
この訓練の主な目的は、災害発生時における迅速かつ効率的な救助活動を実現するための方法を模索することです。自衛隊との連携を強化し、災害時に可能な限り被害を軽減する助けとなることを目指しています。弊社は「IBIS2」を用いて、情報の安全かつ効率的な収集を期待されています。
訓練の概要と検証項目
南海レスキュー訓練は、南海トラフ巨大地震に備え、過去の地震を踏まえた実動訓練として行われます。当社は以下の3つの分野について検証を実施しました。
1.
自衛隊車両へのドローン積載検証
当社の「IBIS2」を自衛隊車両に積載可能かを確認しました。
2.
リアルタイム映像伝送の検証
簡易映像伝送装置を用いて、ドローンが撮影した映像を遠隔地へリアルタイムで送信できるかどうかを確認しました。
3.
倒壊家屋内での要救助者捜索
可視カメラやサーマルカメラを駆使し、倒壊した建物の内部で要救助者を捜す役割を果たしました。
期待される効果と今後の方向性
本訓練を通じて、当社のドローン技術が災害現場で有用であることが確認されました。今後は、自衛隊や地方自治体など様々な関係機関とのつながりをより強化し、大規模な災害発生時における迅速で効果的な救助活動を目指していきます。
また、救助活動だけでなく、各種機関との連携強化は当社の成長戦略においても重要な位置付けとなっています。自衛隊のみならず、消防や警察などともさらなる連携を進めていきます。
参加した隊員の声
陸上自衛隊中部方面隊の隊員は、「IBIS2は狭小空間での要救助者捜索に非常に適していると感じます。原子力災害などの危険な環境でも、迅速かつ安全な情報収集が期待できる」など、評価を述べています。多様な災害現場においてこの技術が実用化されることに期待がかかります。
株式会社Liberawareについて
当社は「誰もが安全な社会を作る」というミッションのもと、特に狭く危険な屋内空間で点検や測量を行うための小型ドローンを開発しています。IoT技術や人工知能を駆使し、被災地での安全を確保するための新しい技術を常に追求しています。
会社概要
- - 会社名:株式会社Liberaware
- - 代表者:閔 弘圭
- - 所在地:千葉県千葉市中央区中央3-3-1
- - 設立:2016年8月22日
- - 事業内容:非GPS型小型ドローンの開発、点検・測量ソリューションサービス、映像加工・編集サービスなど
- - URL:Liberaware公式サイト