リスキリング研修
2023-07-19 17:47:47

100年人生時代のリスキリング支援研修「BOOK to ACTION」の展開

100年人生時代に必須のリスキリング



経済の急速な変化や労働環境の多様化に伴い、リスキリングが求められる時代が到来しています。特に、働き方改革やメンタルヘルスの問題が浮き彫りになる中、従業員の離職やコミュニケーション能力の低下が懸念されています。従来の学び方から脱却し、未来の企業へと進化するために「リスキリング」は不可欠です。ここで重要なのは、どのようにしてそのリスキリングを行うかという方法論です。

読書の重要性



最近の調査によると、多くの企業の経営者層が読書を通じた学びを重視している一方で、若手社員の間では読書離れが顕著です。デジタル化が進む中で、読書から得られる思考力や忍耐力は失われつつあります。これに対抗するために、株式会社一進堂は75年以上の歴史を持つ本屋として、書籍を通じた人材育成に特化した研修プログラム「BOOK to ACTION」を開発しました。

本を通じたリスキリング



「BOOK to ACTION」では、従業員が本を通じてそれぞれの課題を発見し、行動を変容していく仕組みを提供しています。プログラムの中でも特に注目されるのは、「リスキリング3つの壁」というコンセプトです。

1. 完走の壁:個人での学び直しでは挫折しやすい。
2. 深さの壁:個人の視点では学びの範囲が限られる。
3. 行動の壁:学んだことを実践に移すのが難しい。

これらの壁を乗り越えるために、集団学習や体験型研修を通じて知識をシェアし合いながら、企業文化の形成にも寄与します。

具体的な研修内容



「BOOK to ACTION」には主には以下のような特徴があります。

  • - One Book Sharing:参加者が選定した本を共有しながら読み進め、対話や思考を通じて課題を発見する研修。
  • - Open Meeting:著者や出版人を招いた講演会を開催し、深い知見を得る場を提供。
  • - Office Library:職場に図書館機能を設け、読書が日常的な習慣となるよう支援。

例えば、りそなホールディングスの新入社員400名に対する「One Book Sharing」では、社員同士のコミュニケーションを深める良い機会になっています。また、埼玉県内の企業では「Office Library」を導入したことにより、社員同士の交流が活性化しました。

企業の課題解決に向けた取り組み



一進堂の「BOOK to ACTION」は、ただの研修プログラムではなく、読書を通じて形成される新しい組織文化を重要視します。多様な人々との対話を促進し、互いに気づきを提供しあうことで、本当に必要な変革につながるのです。これにより、企業が抱える「生産性向上」「コミュニケーション」「多様性」などの課題を解決するためのヒントを提供します。

今後の展望



この取り組みは今後も進化を続け、9月には一進堂の新施設に「BOOK to ACTION」用のワーキングプレイスを設置する計画です。また、書店を通じた他のサービスとの連携も模索し、オンライン・オフラインでのイベントも実施予定です。私たちは、本を通じて地域社会や日本の活力を高めるため、これからも様々な試みにチャレンジし続けます。

会社概要



株式会社一進堂は、埼玉県朝霞市に本社を構え、複合機などの販売から、書籍・雑誌の販売を行っています。代表取締役の山崎幸治のリーダーシップのもと、企業支援サービスや福利厚生の企画なども手掛けています。私たちの信念は、多くの人々に本の素晴らしさを伝え、読書を日常的に楽しむ環境を作ることです。

会社情報

会社名
株式会社一進堂
住所
埼玉県朝霞市本町2-4-24
電話番号

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