横浜市、GREEN×EXPO 2027向けにユニフォーム素材を循環型社会へ再利用

横浜市が推進する循環型社会の取り組み

横浜市では、環境に優しい社会の実現を目指し、脱炭素行動を促進するために「衣類分野の横浜型循環型社会の形成」に向けた活動を展開しています。市民の皆様が不要になった衣類を回収し、これをリサイクルしてGREEN×EXPO 2027のスタッフユニフォームへと再生させる取り組みが始まります。このプロジェクトは、環境保護に貢献しながら市民や企業、行政が協力して進めています。

設定された製品の意義

回収された衣類の中でも、ポリエステル100％及び綿100％の素材は、特にリサイクル技術によって新たなユニフォーム素材として生まれ変わります。他の素材についても、適切な方法でリユースやリサイクルを行い、広く資源循環を進める予定です。このように、循環型社会の理念を体現するユニフォームを制作することで、参加者一人一人が環境への意識を高めることを目指しています。

衣類回収の流れ

衣類は、オリジナルの回収ボックスを設置した場所で回収されます。回収にあたる衣類は、必ず洗濯後乾燥させたもので、Tシャツやシャツ、ボトムスなどのポリエステル100％または綿100％のものに限られます。受け付けることができないのは、濡れた服や汚れた服、破れた服などの状態のものです。

回収期間と拠点

回収は、令和7年12月12日から令和8年3月31日までの予定となっています。初回に設定された回収拠点には、市庁舎1階や18区役所、横浜市中央図書館などがあり、今後も拠点を順次拡大していく予定です。詳しい場所や回収の時間については、横浜市の公式ウェブサイトでの確認が推奨されています。

参加企業と協力

この取り組みを支えるのは、ナカノ株式会社との協力です。1940年に古布や古繊維の回収を始め、リユースやリサイクルを主体に活動してきたこの企業は、今回の運動でも各拠点からの衣類回収や素材選別を担当しています。ナカノ株式会社による細やかな分別と適切な循環プロセスにより、地域に根ざした繊維循環の実現を支えます。

GREEN×EXPO 2027の意義

横浜市出展施設では、GREEN×EXPO 2027のメインゲートに近くに設けられるUrban GX Village内で、このユニフォームが使用されます。この発信の場では、未来志向の市民や企業が共に環境への具体的なアクションを生む場として機能し、循環を表現することが期待されます。横浜市と地域コミュニティが一体となって創り出す未来に向けた取り組みを通じて、地球と共生する社会の姿を発信していきます。

このように、横浜市が取り組む衣類の回収からリサイクル・再利用のプロセスは、持続可能な社会の実現を目指す大きな一歩です。市民の参加を通じて、一緒に未来を創っていく活動にぜひ、関心を寄せていただければと思います。