岡山大学と分子科学研究所の連携強化
2024年9月29日、岡山大学が地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)に基づき、分子科学研究所を訪問しました。この訪問は研究機器の共用化や技術人材の高度化を推進するための重要なステップです。
訪問の目的
岡山大学総合技術部は、NINS分子科学研究所との具体的な連携を深めるため、意見交換を行いました。参加者には、副理事の佐藤法仁副学長や各課の部長が含まれ、意見交換の場として充実した内容が展開されました。
意見交換と具体的な取り組み
この訪問では、研究所の機器分析部門のリーダーや研究力強化の専門家が、技術部門の現状や今後の課題を共有し、積極的な意見交換が行われました。特に、技術職員のスキルアップに向けた研修プログラムや、大学間の資源共有についての具体的な取り組みが話し合われました。
最新設備の見学
後半には、参加者が最新の研究機器や設備を見学する機会が設けられました。極端紫外光研究施設(UVSOR)や計算科学研究センターなどを訪れ、最先端の技術や専門知識について学ぶことができました。この見学は、今後の共同研究に向けた大きな刺激となったようです。
岡山大学の技術職員は、分子科学研究所の高度な技術を学び、さらなるスキル向上を目指す意欲を示しました。「分子科学研究所の専門技術を学ぶことで、研究者への技術提供をより一層強化していきたい」と北條優子技術専門職員はコメントしました。
結果と今後の展望
この訪問を通じて、両機関の連携をより一層深め、技術職員の育成や研究設備の共用を進めていくことが決定されました。岡山大学総合技術部は、今後も分子科学研究所をはじめとする他の研究機関と密に連携し、地域における科学技術の充実を図ることに努めていきます。
「地域と地球の未来を共創する研究大学として、岡山大学の取り組みにご期待ください」と佐藤副学長は強調しました。
この訪問は岡山大学の技術統括監理本部にとって非常に意義深いものであり、今後も研究基盤をいかに強化していくかが注目されています。