支援の輪を広げる「INGプロジェクト2020」の取り組み
新型コロナウイルスの影響で困窮するシングルマザー家庭を支える活動「INGプロジェクト2020」では、今こそ必要とされる支援の形を追求しています。東京都港区に拠点を置く株式会社SASAが立ち上げたこのプロジェクトは、代表の笹裕輝氏自身の育った環境から生まれたものです。彼はシングルマザーに育てられた経験から、同じような環境にある家庭への支援に力を入れ、約半月で700個ものお弁当を無料で配達してきました。
「GWのサンタさん」の実施
「GWのサンタさん」とは、5月5日のこどもの日に合わせて、支援の一環として絵本をプレゼントする企画です。この取り組みは、過去のお弁当配布時に子どもの一言、「GWにサンタさんが来た!」から発想を得たもので、シングル家庭のお子さまたちに笑顔を届けることを目的としています。
この「GWのサンタさん」では、笹氏が特別給付金から購入した絵本が、各家庭に1冊ずつ配られます。対象となるお子さまの年齢に応じて、「ほんやのポンチョ」や「チックタック 約束の時計台」といった名作が贈られます。これにより、家庭環境の厳しい中でも、子どもたちに夢や希望を持ってもらいたいという思いが込められています。
「INGプロジェクト2020」とは
「INGプロジェクト2020」は、新型コロナウイルスの影響を受けて、経済的困難に直面しているシングルマザー家庭を主な支援対象としています。毎週月曜日から土曜日の6日間、約85世帯に対して、メッセージ付きのお弁当を届けています。支援者から寄せられたメッセージが記されたシールが貼られたお弁当は、まさにあたたかな心のこもった献立です。
配達エリアは初めは限られていましたが、支援に賛同する企業や個人からの協賛金が集まり、ますますその輪が広がっています。今後も、更なる支援が可能となるよう願いを込めて活動を続けていきます。
感謝の声と支える意味
実際にお弁当を受け取ったお母さま方や子どもたちからは、多くの感謝の声が寄せられています。このメッセージは、今後の活動の大きな励みとなっています。特に、経済的な理由で十分なクリスマスプレゼントが準備できなかった家庭からは、この「GWのサンタさん」に対する喜びが挙げられています。
継続的な支援の波
今後の課題として、資金面の確保も大きなテーマです。株式会社SASAは、地域の飲食店と連携しながら、今後も支援の姿勢を貫いていく所存です。新型コロナウイルスによって多くの方々が困難な状況に置かれていますが、少しでも多くの笑顔が生まれることを願っています。
会社概要
- - 社名:株式会社SASA
- - 店名:Noza Caza(ノザカザ) 六本木
- - 住所:東京都港区六本木4-8-8第12岡崎ビル B1F
- - 電話番号:03-6434-0859
- - 受付時間:10時~21時
- - HP:INGプロジェクト2020