東京都が子供の声を未来に活かすポスターコンクール結果を発表

東京都が実施したポスターコンクールの結果発表

このたび東京都では、子供たちの視点を活かすことを目的とした第6回「東京都こども基本条例」ポスターコンクールの入賞作品を発表しました。このコンクールは、子供たちが自らの意見を表現する場を提供するものとして、特に小学生を対象に行われています。応募作品数は104点に及び、その中から最優秀賞や優秀賞に選ばれた作品が注目されています。

子供目線での政策推進

東京都は「チルドレンファースト」の理念のもと、子供を取り巻く環境の整備と政策の充実を目指しています。平成3年に施行された「東京都こども基本条例」によれば、子供は権利の主体として尊重され、社会の一員として意見を述べることができるとされています。この条例の普及啓発を目的としたポスターコンクールは、子供たちが主体的に参加し、彼らの視点を反映することが重要です。

入賞作品の紹介

審査委員には、東洋大学の名誉教授である森田明美氏や、芸人で漫画家の矢部太郎氏が名を連ね、厳正なる選考が行われました。入賞作品は以下の通りです：

- 最優秀賞

- 「みんながヒーロー」
小栗ゆう（西東京市立谷戸第二小学校 2年）
- 「幸せに感謝」
大久保心結（江東区立第四大島小学校 6年）

- デジタル特別賞

- 「笑顔あふれるまち東京」
山本真奈（板橋区立北前野小学校 6年）

これらの作品は、優れたアイデアと創造性を持っており、子供たちの日常や望む未来を見事に表現しています。
入賞作品は、下記のリンクからもご覧いただけます。
入賞作品のリンク

今後の展開

入賞作品は、東京都こども基本条例の普及に向けて様々な形で活用されます。まず、最優秀作品をデザインしたラッピングバスが運行されることが決定しました。バスの運行期間は令和7年1月下旬から3月下旬までで、深川自動車営業所管内の路線を走ります。

また、入賞作品は商業施設内のデジタルサイネージにも掲出される予定で、同様の期間にアーバンドックららぽーと豊洲で見ることができます。他にも、都庁舎でのパネル展示や、普及啓発ポスターの配布なども行われる予定です。