新たなファイアウォール移行支援サービス
株式会社エーピーコミュニケーションズが、シスコシステムズの「Cisco Secure Firewall」へのマイグレーション支援サービスを発表しました。この新しいサービスは2025年6月11日から開始され、ITインフラの安全性を求める多くの企業に向けたものです。
シスコの新しいファイアウォールとは
Cisco Secure Firewallは、近代の暗号化通信に対応するため進化を遂げています。その中核をなすのがEncrypted Visibility Engine(EVE)で、TLS通信を復号せずにアプリケーションやプロセスを識別し、ポリシーの制御を実現します。この次世代ファイアウォールにより、企業のセキュリティ対策が一層強化されるでしょう。
AIを活用した運用支援
さらに、Cisco Secure FirewallはSecurity Cloud Controlとの連携を強化。AI AssistantやAIOpsによるポリシーの自動生成、対話形式のガイドが追加され、日々の運用も効率的に行えます。このような機能により、企業はセキュリティ運用の高度化を実現できます。
具体的なサービス内容
この移行支援サービスでは、シスコの無償ツール「Cisco Firewall Migration Tool(FMT)」を利用し、他のベンダーからの移行をスムーズに進めます。エーピーコミュニケーションズのエンジニア陣は、各社ファイアウォール製品の知見を生かし、設定の違いや移行リスクを事前に考慮した丁寧な設計をしていきます。
NEEDLEWORKの活用
さらに、独自開発のテスト自動化ツール「NEEDLEWORK」を使用することで、移行後のトラブルを未然に防ぐ体制も整っています。これにより、顧客は安心して運用できるようになります。
イベントへの出展
この新サービスに関して、エーピーコミュニケーションズは「Interop Tokyo 2025」にも出展します。幕張メッセで行われるこのイベントは、2025年6月11日から13日まで開催され、パートナーの小間番号5P32でシスコのブースにてデモを行います。この場で、実際の移行デモが体験できる予定です。
エーピーコミュニケーションズとは
エーピーコミュニケーションズは、ITインフラの自動化やAI基盤の導入支援を行う企業です。企業の課題解決と成長をサポートするNeoSIerとして、広範なサービスを提供しています。また、シスコのエコシステムパートナープログラムでは「セレクトデベロッパー」として認定されています。
企業のITインフラがますます重要視される現代、エーピーコミュニケーションズの新たな移行支援サービスは、セキュリティ運用の効率化と高度化に寄与することでしょう。