OLTAと高松信用金庫、クラウドファクタリング事業を展開
OLTA株式会社が、高松信用金庫と共同で新たなクラウドファクタリングサービス「たかまつしんきんクラウドファクタリング powered by OLTA」を2024年8月19日から開始します。このサービスの導入により、OLTAのOEM提携を受けた地域金融機関の数は40に達し、オンライン型ファクタリングの普及が一層進むことが期待されています。
高松信用金庫とのパートナーシップ
この提携では、OLTAがWebサービスの設計から導入、運用に至るまでのコンサルティングサポートを提供します。そして、高松信用金庫はそのサービスを所属の法人や個人事業主向けに案内します。これにより、お馴染みの地方銀行を通じて、OLTAの便利なクラウドファクタリングが利用できるようになります。
クライアントは、日常利用している金融機関のサポートを受けながら、短期間で必要な運転資金を容易に獲得することが可能になります。特に、中小企業やフリーランスの事業者にとっては、スムーズな資金調達が事業の浮き沈みを乗り越える助けとなるでしょう。
地域経済への影響
さて、少子高齢化や人口減少といった地域の経済的な課題に直面している日本。特に高松の地方経済は原油高や物価高騰の影響を受けており、経済の先行きが厳しい中で、高松信用金庫は「地域が厳しいときこそ信用金庫が力を発揮する」という理念のもと、経営相談や資金繰り支援に全力で取り組んでいます。OLTAとの提携を通じて、彼らは顧客に新たな資金調達手段を提案し、業務効率化を図ることで地域経済の活性化に寄与する意向です。
OLTAクラウドファクタリングの特徴
OLTAが提供する「OLTAクラウドファクタリング」は、商取引で生じた「入金待ちの請求書」を売却し、迅速に運転資金を調達する革新的な方法です。2017年にこのサービスを日本で初めて展開したOLTAは、非対面でのスピーディーな審査プロセスを実現しており、特に中小企業から支持を受けています。これまで同社は、提携銀行数第1位を誇り、申込金額は1000億円を超えている等、業界のパイオニアとしての地位を確立しています。
新しい資金調達手法としての認識
加えて、近年注目されている「補完金融」の一環として、OLTAのクラウドファクタリングは中小企業の資金調達手段として脚光を浴びています。中小企業庁の『2022年度 中小企業白書』にもその価値が認識されており、今後ますますの利用拡大が見込まれています。特にコロナ禍で財政的打撃を受けた企業にとって、戻りつつある借入金返済の厳しさと相まって、融資以外の支援策が切実に求められています。
まとめ
OLTAと高松信用金庫の提携は、地域金融が持つ重要な役割を再確認させるものです。地域経済の厳しい状況の中で、こうした新たな資金調達手段の普及は、中小企業の持続可能な成長をサポートします。今後の展開に期待が寄せられます。