不登校支援に新しい風を吹かせる「未病」アプローチ
兵庫県明石市にあるゆうべファミリー治療院が、不登校児支援を目的としたオンラインサービスを2025年秋から提供します。このサービスでは、東洋医学の基本概念の一つである「未病」に注目し、心理支援と身体ケアを融合したプログラムが展開されます。
不登校児の現状
文部科学省の調査によると、令和5年度には小中学校の不登校児童生徒数が34万6482人と過去最大を記録しました。不登校の根本的な要因には、やる気の低下や不安・抑うつ、生活リズムの乱れが多く含まれ、これらはすべて東洋医学における「未病」に該当すると考えられています。このため、ゆうべファミリー治療院では、従来のカウンセリング方法だけではなく、身体の状態や生活習慣の調整が重要であるという見解を持っています。
提供されるサービスの特徴
このオンライン支援サービスは、以下のような特徴を持っています。
- - 公認心理師と鍼灸師の連携:資格を持った専門家が心と体に統合的にアプローチします。
- - 未病に着目した新しい視点:不調を「病気」として捉えるのではなく、予防と改善を両立させる視点で対応します。
- - オンライン講座:親が変わることで子どもも回復する可能性が高く、全国どこからでも参加できる環境を提供します。
起立性調節障害とその解決法
不登校の背景には、起立性調節障害(OD)がある場合もあります。ODは、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、さまざまな身体的不調を引き起こします。具体的には、朝起きられない、立ち上がったときに気分が悪くなる、頭痛、倦怠感などが含まれます。これらの症状は、心理的なストレスや生活リズムの乱れによっても悪化することがあります。
ゆうべファミリー治療院では、このような症状に対して、全体的なバランスを整える視点を取り入れています。参加者は、講座を通じて「お灸セルフケア」や「生活習慣の整え方」について学び、自宅で実践できるようになります。
特徴ある講座内容
このオンラインプログラムは全4回の構成で、各回は以下の内容が含まれています:
1.
親子関係性向上:心理学的手法でコミュニケーションを改善します。
2.
未病を整える:鍼灸師からのお灸セルフケア指導を受けます。
3.
家庭ルール作成:円滑な家庭生活のためのルール作りをサポートします。
4.
才能を伸ばす関わり方:お子さんの気質に合った声かけや支援法を学びます。
約3ヶ月後のフォローアップでは、実際の改善状況を確認し、必要に応じて追加の相談も行うことでサポート体制は継続されます。
将来の展望
この新しい取り組みを通じて、ゆうべファミリー治療院は不登校支援の重要性を広め、全国各地の家庭に安心を届けたいと考えています。今後は、オンラインセミナーや情報提供を通じて、地域を超えた支援を実施し、「未病」としての身体のケアも強調していく方針です。
お問い合わせ情報
ゆうべファミリー治療院は、2003年の開業以来、子どもや母親のための心身支援に力を入れてきました。鍼灸や心理カウンセリングを通じて、多様な支援を提供し、不登校問題にも積極的にアプローチしています。詳細な情報や申し込みは、以下のウェブサイトをご確認ください。
ゆうべファミリー治療院公式サイト
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不登校児の支援において、心と体の両面からのアプローチをぜひご検討ください。