AIが変える認知症ケア
2023-12-19 10:00:03
認知症ケア革命!AI「DeCaAI」が介護現場を変える
認知症ケアの未来を拓くAI:DeCaAI
日本の高齢化社会において、認知症ケアは喫緊の課題となっています。特に、行動・心理症状(BPSD)は介護者の負担を大きく増加させる要因です。この課題に対し、ゲオム株式会社が開発したAIシステム「DeCaAI」が、画期的な解決策として注目を集めています。
DeCaAI:BPSDケアを支援するAI
DeCaAIは、認知症患者のBPSDを予測し、最適なケア方法を提案するAIアプリです。認知症介護の専門家らが作成したBPSD対応の大辞典を基に、AIが介護スタッフと会話形式で最適な対応策を提示します。これにより、介護スタッフは、経験則だけでなく、科学的根拠に基づいたケアを実施できるようになります。
導入効果:介護現場の「ゆとり」創出
DeCaAI導入施設からは、スタッフの業務負担軽減による「ゆとり」創出という声が上がっています。この「ゆとり」が、BPSDの緩和や消失に繋がるという研究結果も存在しており、DeCaAIの効果はデータに基づいて裏付けられています。
OEM提供開始:介護ソフトとの連携
ゲオム社は、介護事業者や介護ソフト開発企業との連携を強化するため、DeCaAIのOEM提供を開始しました。既存の介護ソフトとの連携により、よりスムーズな情報共有と効率的なケアを実現します。
現場からの声:社会福祉法人弘陵福祉会
社会福祉法人弘陵福祉会特別養護老人ホーム六甲の館の溝田弘美理事長・施設長は、DeCaAIについて、「医学的に完全な治療薬がない現状において、待望のテクノロジー」と高く評価しています。BPSD予測情報の活用により、余裕を持った個別ケアの実施が可能になり、科学的エビデンスに基づいたケアの実現に近づいていると期待を寄せています。
DeCaAIの機能:多様な連携とデータ活用
DeCaAIは、BPSD予測通知、予防・対処ケア方法の提案、AIチャットボット機能などを備えています。また、様々なハードウェア・デバイスとの連携や、API連携による他の介護記録システムとの接続も可能です。収集されたデータは、リアルタイムで統合管理・活用され、より効果的なケアに役立てられます。
今後の展望:国内外の展開とパートナーシップ
ゲオム社は、DeCaAIの国内外展開を計画しており、セールス・パートナーやAPI連携・OEMパートナーも募集しています。Global AI-based Platformとして、世界中の介護現場への貢献を目指しています。
DeCaAI開発体制
DeCaAIの開発には、認知症介護研究研修東京センターおよび一般社団法人認知症高齢者研究所が参画し、高い専門性と信頼性を確保しています。
まとめ:認知症ケアの革新
DeCaAIは、AI技術を活用することで、認知症ケアの質の向上と介護負担軽減に大きく貢献するシステムです。その革新的な技術と現場からの高い評価は、認知症ケアの未来を大きく変える可能性を秘めています。今後、より多くの介護現場でDeCaAIが活用され、高齢化社会における課題解決に貢献することが期待されます。
会社情報
- 会社名
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ゲオム株式会社
- 住所
- 東京都港区浜松町2丁目2番15号浜松町ダイヤビル2F
- 電話番号
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