自由大学が新たに始める実践型創業プログラム「Sprout」は、受講生が自らの問いを紐解き、社会に貢献する事業を展開するための手法を学ぶ機会を提供します。本講義は、9月2日から全6回にわたり、定員12名で行われる予定です。メイン教授に就任するのは、体験ギフトサービスを広く展開してきたソウ・エクスペリエンスの創業者、西村琢氏です。
実践型の学びが基本
「Sprout」では、単に知識や技術を伝授するのではなく、内面的な動機を出発点として、実際に事業を立ち上げる力を育むことを目的としています。受講生は、自分の感情に向き合い、問いを深堀りすることで、ビジネスのアイデアを生み出していきます。
西村氏は、モノからコトへと消費形態が変化する現代において、ライフスタイルとビジネスの接点を見出す重要性を説いています。彼の指導のもと、受講生は「問いのデザイン」を学び、自分自身の興味や関心をもとに新たなアイデアを生み出す技術を磨いていきます。
起業家との対話
多様なバックグラウンドを持つゲスト講師との対話セッションも用意されており、例えば、株式会社encycloの代表取締役、水田悠子氏が、自らの体験をもとにしたブランド立ち上げの実例を共有します。このような実践者との交流を通じて、受講生はさまざまな視点を得ることができるでしょう。
さらに、Arigato Investmentのアドバイザー、ルベガ・ロナルド氏が、ウガンダでのコーヒー栽培に関連した持続可能なプロジェクトの実績についても語ります。このように、国際的に活躍する専門家との対話を通じて、新たなビジネスアイデアを膨らませるためのヒントを得ることができるのです。
伴走型カリキュラム
プログラムは、自身の感情を通じて問いを見いだした後、仮説を立て、検証し、最後には事業アイデアをピッチするプロセスを一貫してサポートします。また、必要に応じて教授陣や自由大学がリソースを追加提供し、受講生を支援します。優秀な受講者には、投資のチャンスも用意されており、より具体的な実現の可能性が広がります。
このように、自由大学の「Sprout」は、単なる講義ではなく、受講生同士が切磋琢磨しながら、実践的なスキルを身に着ける貴重な機会です。受講料は77,000円(税込)で、学びの仲間を求める社会人にとって、参加する価値は大いにあるでしょう。興味のある方は、ぜひウェブページから詳細情報をチェックしてみてください。