2026年新卒学生の就職活動動向調査結果
就活会議株式会社とHR総研が共同実施したアンケート調査の結果、2026年卒業予定の学生(以降、26卒学生)の就職活動動向が明らかになりました。調査は2025年6月3日から17日の間に行われ、487件の有効回答が得られました。ここでは主な結果を報告します。
応募先企業の重視ポイント
最も重視されている応募先企業のポイントは「給与・待遇」という結果が出ました。特に上位レベルの大学に在籍する学生の多くがこれを重要視しており、将来のライフスタイルにおいても中心的な要素になっています。
就活サイトの利用状況
調査によると、文系学生の間で最もよく利用されている就活サイトは「マイナビ」であり、理系学生の場合は異なる結果が示されました。理系学生がどのサイトを利用しているかは今後の課題です。
セミナー形式の好み
合同企業説明会よりも個別企業説明会を重視する傾向が強く、特に個別の方が参加しやすいと感じている学生が多いことが分かりました。この傾向は今後の就活イベントの運営に影響を与えるでしょう。
オンライン参加の時期
オンラインの個別企業説明会やセミナーへの参加時期には大学による顕著な違いが見られました。特に、早期に参加する学生が多い大学とそうでない大学があります。これは教育機関の方針や学生の意識に起因していると考えられます。
生成AIの活用
驚くべきことに、7割以上の学生が就職活動に生成AIを活用しています。用途は多岐にわたり、志望動機の作成や企業分析など、さまざまな場面でその利便性が注目を集めています。
対策を始めた時期
採用選考の対策を始めた時期は、文系・理系ともに「2024年5月以前」が最も多く、早い段階から準備を進める意識の高まりを示しています。
内定の獲得状況
6月時点で、内定を獲得している学生は、「3社以上」が半数を占めており、競争の激しさが伺えます。一方、理系学生の9割はすでに就活を終了しているとのことで、学部や大学の区分による顕著な違いも見られました。
内定承諾の理由
内定を承諾した理由で最も多かったのは「仕事内容」であり、どのような仕事を望んでいるのかが今後の採用活動のカギとなるでしょう。
総評
この調査は、就職活動を取り巻く現状を把握するための重要な資料です。特に、採用選考が早期化する中で、学生の意識や行動パターンの変化を敏感に捉えることが求められています。企業はこの情報を参考に、今後の採用戦略を見直す必要があるでしょう。
詳しい結果については
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