イノアック西濃事業所が瑞穂市との協定で強固な防災体制を構築
株式会社イノアックコーポレーションは、岐阜県瑞穂市と災害時における応急生活物資の供給に関する協定を締結しました。この協定は、近年増加している自然災害への備えを強化するために制定されたもので、市民の安全を確保する重要な一歩とされています。
協定の背景
災害の頻発が懸念される日本において、地域社会の防災体制はますます重要な課題とされています。特に、瑞穂市もその例外ではなく、イノアックは地域の一員として、迅速な物資供給体制を整えることを決定しました。令和7年2月25日、瑞穂市役所で行われた締結式で、市長の森和之氏とイノアックの常務取締役、浅野元之氏が協定書に署名しました。
提供される物資
今回の協定により、イノアックは災害発生時に以下の物資を供給することを約束しました。
1. ウレタン製のマットレスや枕といった寝具類
2. その他、市民に必要とされる物資
これにより、避難所での生活環境が向上し、極限状態でも少しでも快適に過ごせるよう配慮されています。
イノアックの立ち位置
イノアックは、日本で初めてウレタンフォームの生産を始めた企業であり、その技術力は業界内外で高く評価されています。岐阜県内には、西濃事業所を含む複数の拠点があり、そこで生産されるゴムスポンジやエラストマーは様々な用途に用いられています。
さらに、イノアックは民間企業としてだけでなく地域社会に対しても貢献していくことを重視しており、過去には多数の地方自治体と災害協定を締結してきました。瑞穂市はその14番目の協力地域となります。
今後の展望
今後、イノアックはますます進化を遂げる防災活動を通じて、地域社会における信頼性を高めていくとともに、迅速な復旧・復興へ向けた体制づくりを進めていく方針です。特に、自然災害に対する備えは、企業の社会的責任の一環として位置付けられるようになり、イノアックはその先頭に立って地域と連携し続けます。住民の安全を守るための取り組みを、筋道立てて推進していく意向を示しています。
企業情報
イノアックコーポレーションは「セカイの、ミライの、イノアック。」をモットーに、革新を追求しています。ウレタンだけでなく多様な素材を利用し、自動車産業から住宅、情報技術まで、幅広い製品を提供しています。また、品質の高い製品を生み出し、持続可能な社会を目指しています。
詳細は公式ホームページでご覧ください。
この協定が、地元住民にとっての安心感につながることを期待しています。