一般財団法人日本品質保証機構(JQA)は、2025年9月30日(火)に、東京都千代田区の本部で無料セミナーを開催することを発表しました。本セミナーは、「開発から社会実装へ遠隔操作型小型車の公道走行に関する制度と安全基準とは」というテーマで行われ、今後のモビリティ社会において重要な内容が扱われます。
近年、物流やその他様々な業界で人手不足が深刻化している中、政府は2023年4月に改正道路交通法を施行しました。この法律により、遠隔操作型小型車の公道走行が届出制で可能となり、配送業務や警備、さらには移動支援など、多岐にわたる業務での利用が進んでいます。本セミナーでは、こうした背景を踏まえ、遠隔操作型小型車に関する制度や安全基準を具体的に解説し、業界関係者に必要な情報を提供します。
セミナーには、制度の適合審査を行う一般社団法人ロボットデリバリー協会(RDA)と、実際にサービスを運用しているROBO-HI株式会社がゲストとして参加予定です。彼らからは、制度の説明や活用事例が紹介され、参加者にとって実務に役立つ情報が多く得られるでしょう。
開催日時は2025年9月30日(火)15:30から17:30までで、会場は東京都千代田区神田須田町のJR神田万世橋ビル17階、定員は80名となっています。参加は無料ですが、事前お申し込みが必要であり、定員に達した場合は受付を終了しますので、早めの申し込みをおすすめします。
セミナーのプログラムは、以下の内容を予定しています。まず、15:30から16:00まで、ロボットデリバリー協会の代表が自動配送ロボットに関する制度の概要を解説。その後16:00から16:20まで、ROBO-HI株式会社が自社の事例を紹介し、審査の背景や制度活用のメリットについて話します。次に、16:35から16:55までは、JQAが安全基準や評価についての内容を紹介し、最後にJQAの提供するサービスについての詳細が17:15から17:30まで行われます。
セミナーの合間や終了後には、ROBO-HI株式会社の自動運行歩行速モビリティ「RakuRo(ラクロ)」の試乗体験も可能です。ラクロは日本国内で唯一、公安委員会への届け出を経て人を乗せて公道を走行できる遠隔操作型小型車で、参加者はこの貴重な経験を通じて、最新技術を実際に体感することができます。
このセミナーは、遠隔操作型小型車に関心を持つ設計開発者やサービス提供事業者にとって、役立つ内容となっています。参加を希望される方は、ぜひお申し込みください。なお、セミナーの録画や撮影はお断りし、資料は投影のみの配布となりますので、あらかじめご了承ください。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。