メタバースで地域活性化!焼津市とHIKKYが包括連携協定を締結
静岡県焼津市は、世界最大級のVRイベント「バーチャルマーケット」を主催する株式会社HIKKYと包括連携協定を締結しました。
この連携により、HIKKYが培ってきたメタバース活用のノウハウを活かし、焼津市の観光・文化振興や地域活性化を推進していきます。
焼津市とHIKKYのこれまでの取り組み
焼津市は、豊かな海産物をはじめとする地域の魅力を、特に若い世代に発信したいという思いから、2022年夏に「バーチャルマーケット(以下、Vket)」へ初出展しました。
以降、Vketに4回連続出展し、2023年夏にはVketのリアルイベントである「Vket Real」にも出展しています。
Vketでは、世界初となるバーチャル空間での「マグロ解体ショー体験」や、「マグロ一本釣り体験」、「海鮮丼タワーバトル」といったゲームのような体験を提供してきました。
また、地場産品をリアルに再現した3Dモデルを展示し、気になる商品はその場でふるさと納税寄付ができるなど、VRならではのコンテンツを展開してきました。
これらの取り組みによって、来場者が楽しみながら焼津市に興味を持つことができる場の創出や、市職員が実際にメタバース空間に参加して来場者とコミュニケーションを取る場を設けるなど、ユーザー、市民、自治体といった多様な主体が相互にコミュニケーションをとることで、中長期的な関係構築を実現してきました。
これまでの成果
Vketの出展を通じて、累計で70万人以上の来場者を集めました。
今後の展望
焼津市とHIKKYは、これまでに培ったバーチャルを通じた魅力発信や体験価値の提供といったノウハウを活用し、焼津市内外の多様な関係者を巻き込んだ地域活性化を促進していきます。
今回の協定締結後初となる取り組みは、2024年7月開催予定の「バーチャルマーケット 2024 Summer」への出展です。
ドローンを使用した360℃映像を新規撮影し、漁業風景や街並み、普段は立ち入ることのできないスポットといった焼津市の魅力を、ボタン一つで体感できる企画を準備しています。
さらに、本出展で制作されたバーチャル空間はイベント期間中に留まらず常設化され、今後、焼津市役所ほか様々な場所で展開されていくことで、市内外の若年層から年配の方々まで気軽にメタバースを体験いただくための施策に利用される予定です。
焼津市のコメント
焼津市長の中野弘道氏は、「世界最大級のメタバースイベントである『バーチャルマーケット』に出展し、VR空間ならではの非日常体験や言語・物理的な障壁を超えたコミュニケーションを通じてその楽しさを実感することができました。
今後の展開としては、バーチャル空間でのアバター姿のまま、リアルの街歩きを楽しむことができる『Vket Walk』等、HIKKY社の技術と知見を新たな観光施策に活用することや、メタバース空間での教育や歴史・文化の体験といった地域活性化に資する取り組みを推進してまいります。
焼津市の地域資源とHIKKY社の技術力を互いに持ち寄り、創造性溢れるメタバースを通じて、地域課題の解決に向け連携してまいります。」とコメントしています。
HIKKYからのコメント
株式会社HIKKY 代表取締役CEOの舟越靖氏は、「この度、焼津市との協定締結を迎えることができ、大変光栄に思います。これまで『バーチャルマーケット』を通じて、焼津市をはじめとする自治体や個人、企業の素晴らしさを世界中に発信してきました。市の取り組みはメディアにも取り上げられ、多くの方々に『離れた場所から現地に行ったような体験』としてご好評をいただいております。
今後は、現実の街とバーチャル空間を繋ぎ生身の人とアバターとの直接的なコミュニケーションを可能にする『Vket Walk』等の独自サービスや、メタバースにおける豊富な社会実装ノウハウを活用して、焼津市の多様な価値を向上させるとともに、地域課題の解決へ向けても貢献してまいります。」とコメントしています。
株式会社HIKKYについて
株式会社HIKKYは、「Creative Revolution」をミッションに掲げ、クリエイティブの選択肢や評価を豊かにし、“やってみたい”のきっかけを創るVR法人です。
ギネス世界記録™を3つ取得した世界最大級のメタバースイベント「バーチャルマーケット」の主催と、バーチャルマーケットを現実世界で体験できるリアルメタバースイベント「Vket Real」の主催、Webメタバース開発エンジン「Vket Cloud」の開発を主軸に、独自性の高いXRソリューションを提供しています。