三重県明和町、生成AI活用推進の協定をABEJAと締結

三重県明和町とABEJA、生成AI活用の連携協定を締結

2023年8月1日、三重県明和町は株式会社ABEJAと「生成AI活用等によるデジタル社会形成に関する連携協定」を結びました。この協定は、町民サービスの向上とデジタル・トランスフォーメーション（DX）の推進を目的としており、三重明和インキュベーションセンターにおいて行われました。

連携協定の背景と目的

明和町は、住民の生活を支えるために生成AIを活用したデジタル社会の形成を目指しています。特に、少子高齢化に伴う人口減少が今後の課題とされており、2040年に向けては生産年齢人口が大幅に減少することが予測されています。このような状況下で持続可能な町づくりを進めるためには、DXの推進が必要不可欠です。

明和町のデジタルプロジェクト

2022年から既にDX推進係を設置し、「明和町デジタル推進計画」に基づき、町民サービスの向上や行政手続きの効率化に取り組んできました。これらの取り組みに生成AIの技術を融合させることで、より効果的な施策が見込まれています。

この取り組みは、明和町が目指す「住みたい住み続けたい豊かなこころを育む歴史・文化のまち明和」というビジョンを実現する大きな一歩となるでしょう。

ABEJAの役割

株式会社ABEJAは、「ゆたかな世界を、実装する」という理念のもとで、生成AI技術を用いてイノベーションを生み出しています。代表取締役 CEOの岡田陽介氏は、この連携に期待を寄せ、明和町におけるデジタル社会形成のプロジェクトが他の自治体にも好影響をもたらすと述べています。

連携協定の内容

この連携協定の具体的な内容には、以下の点が含まれています：
1. 地域情報化の推進
2. デジタル・トランスフォーメーションの促進
3. 生成AI活用に関する取り組み
4. その他相互に必要と認められる事項

明和町長の世古口哲哉氏は、今回の協定を通じてより良い町民サービスを実現し、デジタル前提社会への適応を図ることができると述べています。また、ABEJA側も、全国的な課題である生産年齢人口の減少に対して貢献できると感じています。