アスクルが進化を遂げる
アスクルが提供するBtoBおよびBtoC通販サービスがさらなる進化を遂げることになりました。
今回の取り組みは、基幹システムをSAP社の「SAP ECC」から「SAP S/4HANA」への移行です。この移行は、より高度なサービスを顧客に提供することを目的としており、受注、出荷、請求処理といったEC関連の業務全般を効率化するものです。
業務停止を最小限に
一般的に基幹システムの移行では、業務を停止するダウンタイムを2〜3日設けることが多いですが、アスクルでは独自の手法でこのダウンタイムを21時間に抑えることに成功しました。国内屈指のデータ量とトランザクションが如何に多いかを考えると、これは驚異的な成果です。
SAP S/4HANAの利点
SAP S/4HANAは、受注から請求、会計に至るまで一連の業務を統合的に管理できる革新のソリューションです。これにより、従来は部署ごとに分かれていた情報がリアルタイムで連携できるようになり、業務の正確性や処理速度が格段に向上します。
これにより、アスクルのマーチャンダイジング、物流、さらには顧客体験のディジタル変革(DX)の基盤が整い、業務改革も促進されるでしょう。
24時間365日体制での運用
アスクルは長年にわたって蓄積した膨大なデータ量や複雑な業務プロセスを考慮し、入念な準備と事前検証を行ってきました。これにより、常時稼働するEC基幹システムでの取引データやトランザクションに対し、安定した移行を実現しました。
DXへの取り組み
アスクルでは、今後もバリューチェーン全体でデジタル変革を加速し、社会課題解決に向けた価値創造をモットーに活動を続けます。このような取り組みが「DX銘柄2025」に3年連続で選定される要因でもあります。
足元の世情とビジネス環境の変化が急速である中、アスクルの進化は業界内外で注目されています。新たな基幹システムの導入によって、さらに効率的で競争力のある企業へと生まれ変わることでしょう。
参考リンク
今回の発表の内容は、将来的に変更される可能性があるため、ご了承ください。