新たな窓口サービスの安全性を向上させるソフトクローズ〈HA-SC〉の登場
スリーナイン島野株式会社(大阪市西区)は、2025年8月1日に新しいサービスカウンター向け吊戸金物「HA-SC」の発売を発表しました。この製品は、窓口やカウンターの安全を一新するソリューションとして注目されています。
近年、病院や保育園での窓口扉の安全性が高く求められる中、指詰めや空調ロス、地震による扉の開放リスクが問題視されています。既存の吊戸金物は、強い揺れにより扉がスライドして不意に開くこともあり、これが原因で備品の落下やガラスの破損、騒音のトラブルが発生していました。
そこで登場したのが「HA-SC」です。この金物は、扉をゆっくりと閉じさせる自動減速機能を搭載し、さらにトリガーが扉を保持することで、地震や振動があっても開くことがありません。このような設計により、消費エネルギーの削減と安全性向上が同時に実現可能です。
安全性を高める3つの機能
「HA-SC」の魅力はその安全性にあります。この商品が搭載している3つの機能を紹介します。
1.
自動減速機能: 扉が閉まる際、40mm手前で自動的に減速します。これにより、急な衝撃が和らげられ、指詰めリスクが大幅に低減。
2.
セルフラッチ機能: 手動で操作しなくても、扉が揺れに対してしっかりと保持されるトリガー機構があります。これにより、地震などが起きた際の不意な開放を防ぎます。
3.
半開防止構造: 隙間無く完全に閉まる設計になっており、冷暖房の漏れを防ぎ、省エネ効果を高めます。
このように、様々なニーズに応えて設計された「HA-SC」は、特に病院や保育園のような危険が伴う場所での活躍が期待されます。全体的に安全性が向上することで、安心して利用することができるのが重要です。
シーン別の導入メリット
「HA-SC」は、病院の受付カウンターでの導入が特に望まれています。扉がゆっくり閉まることで、指を挟む心配が減り、利用者やスタッフにとって安心して使用できます。また、図書館や夜間窓口でも、静音効果で開閉音がほぼゼロに抑えられ、無人対応窓口でも安心感があります。
さらに、移動販売車やキッチンカーに導入することで、走行中の振動による扉の開放を防ぎ、食品の安全管理にも寄与します。このように、様々なシーンに柔軟に対応できる点も魅力的です。
開発の背景
スリーナイン島野は、創業以来「装飾の美しさ」と「安心感」を両立させる金物づくりに取り組んできました。実際に現場からの要望を反映し、安全で静音な製品を設計することは、私たちにとって最も重要な使命となっています。この新商品の開発は、利用者の安心を追求するセンスから生まれた製品です。
「HA-SC」の導入は、ただの安全性向上にとどまらず、窓口サービス全体の品質を向上させるものです。私たちは、今後もこのような価値を提供し続けることを目指します。
まとめ
スリーナイン島野の新型吊戸金物「HA-SC」は、指や物を挟むリスクを低減し、地震による不意の開放を防ぐ工夫が随所に施されています。お客様への安心で安全な窓口サービスの提供に貢献するこの製品は、多くの場所での導入が期待されています。また、今后もこのような独自の発想から生まれる製品を通じて新しい価値を見出していく所存です。