いわくにバスが『カミナシ 教育』を導入
いわくにバス株式会社が、東京都に本社を置く株式会社カミナシの現場DXプラットフォーム『カミナシ 教育』を導入しました。この取り組みにより、運転士の安全教育や車両操作にかかる時間を半減し、サービスの品質向上と従業員の待遇改善を目指します。
いわくにバスは、山口県岩国市に拠点を構え、路線バス、高速バス、スクールバスを運行している企業です。日々、およそ4,000人の乗降客を迎え入れ、「安心・安全・優しさ」を強みとしたサービスを提供しています。加えて、観光名所の近くに位置することから、地元だけでなく観光客にも広く利用されています。
運転士の人手不足と教育への課題
今のご時世、運転士の人手不足は深刻な問題です。いわくにバスでも、運転士の教育は対面で行わざるを得ず、出勤時間に合わせて調整する必要があったため、多大な工数が発生していました。特に、バスの種類や車両年式によって異なる操作方法を実際に教えなければならず、教育担当者や運転士の負担が大きくなっていました。そこで、社内の教育効率を向上させるため、カミナシ教育の採用が決定しました。
カミナシ教育の導入効果
時間の効率化
『カミナシ 教育』の導入は、まず運転士の安全教育を対面からデジタルへと移行しました。運転士は自己の都合に合わせて、営業所内にある共用端末で教育資料や動画を閲覧することができるようになりました。これにより、教育担当者の業務は半分に削減され、従来は月に1度行っていた実施記録の手間も大幅にスリム化しました。実質的に教育にかける時間の圧縮が実現しました。
標準化された教育マニュアル
バス車両の操作方法には多くのパターンがありますが、『カミナシ 教育』を通じて、各車種の操作方法を動画マニュアルとして簡潔にまとめられるようになりました。これにより、業務の標準化が進むと共に、サービスの品質向上に寄与しています。
今後の展望
いわくにバスは、今後さらに『カミナシ 教育』の利用を広げる予定です。具体的には、ドライブレコーダーの映像を取り入れた安全教育や、事務・整備業務への適用を検討しています。カミナシシリーズの活用により、従業員の待遇改善を持続的に推進していく方針です。
『カミナシ 教育』の特徴
カミナシが提供する『カミナシ 教育』は、一つのプラットフォーム内で教育・育成業務を完結できるシステムです。計画立案から動画マニュアル作成、受講履歴の管理までを一元化し、より均一な教育を実現することが可能です。個別のIDが付与されるため、メールアドレスを持たない従業員も利用でき、多言語対応も可能です。月額課金制で提供されています。
企業情報
いわくにバス株式会社の概要は以下の通りです。
- - 所在地:山口県岩国市日の出町3-10
- - 代表:上田純史
- - 設立:2009年10月26日
- - 運行開始:2010年4月1日
- - 事業内容:一般乗合旅客自動車運送事業
株式会社カミナシの情報も併せてご紹介します。
- - 所在地:東京都千代田区神田鍛冶町3-7
- - 代表:諸岡裕人
- - 設立:2016年12月
- - 事業内容:現場DXプラットフォームの開発および提供
このような革新的な取り組みが、いわくにバスの運営におけるさらなる成長に繋がることが期待されます。