福島から“恩送り”の輪を全国へ
福島県福島市に拠点を置くNPO法人チームふくしまが新たに発表した書籍『お互いさまの街ふくしま 発 “恩送り”が世界を変える!仕事も人生もうまくいく究極の生き方』が、2025年5月26日に発売されます。この書籍は、さまざまな困難に直面した人々が互いに助け合う姿を描いた内容で、恩送りの重要性を問いかけます。
お互いさまの街ふくしまとは?
「お互いさまの街ふくしま」は、東日本大震災を背景に設立されたプロジェクトです。この取り組みの中心には、故・吉成洋拍氏がいます。吉成氏は、福島や日本全体のために尽力し続けた経営者として知られ、彼の理念や思いを受け継ぎながら仏法を広める活動を行っています。具体的には、子ども食堂「コミュニティフリッジひまわり」や「お互いさまチケット」の普及に取り組んでいます。
恩送りの哲学とお互いさまチケット
「お互いさまチケット」は、誰かから受け取った恩を別の誰かに送ることを目的としています。店舗で購入したチケットを利用することで、食事やサービスを無料もしくは割引価格で受けられる仕組みです。福島県全体、さらには全国でもこのプロジェクトの参加店舗が増えており、安定して120店舗以上に達しています。現在では、地域の隅々でこの文化が根付くことを目指しています。
日本全国、さらには海外にもこの取り組みが広がっており、恩送りをコンセプトとした社会の実現に向けた第一歩とされています。
書籍の特徴と特典
書籍は、福島の取り組みについて詳しく解説している168ページにわたる内容。価格は1,500円(税込)で、特定の条件下では10冊、50冊、または100冊の購入を通じて特典も用意されています。特に、100冊購入した場合は研修や講演会、見学ツアーが受けられる特典が付与され、興味を持つ多くの方に福島の助け合いの精神を知ってもらう機会となります。
NPO法人チームふくしまの活動
チームふくしまは、復興支援事業「福島ひまわり里親プロジェクト」を通じて、全国各地へのサポートを続けています。これにより、参加者はお互いに支え合うことで、より良い社会の構築を目指して活動しています。具体的には、一人親家庭や経済的に困窮している家庭への支援など、地域社会に貢献する活動が多岐にわたります。
島から世界へ
「お互いさまの街ふくしま」を通じての取り組みは、今後も貴重な経験を各地域に届けていく予定です。この書籍が参考にされ、全国の多くの人々に助け合いの喜びを伝えられることを願っています。福島から日本、そして世界へ、恩送りの輪が広がることに期待が高まります。