インドでのEV充電インフラ拡充が進展
EV充電インフラのリーディングカンパニーであるTerra Charge株式会社のインド子会社、Terra Motors Charging Solution Private Limited(テラチャージ・インド)は、コワーキングスペースプロバイダーであるSmartworks Tech Solution Pvt Ltd(スマートワークス)と業務提携を結びました。この提携により、ノイダとグルグラムの拠点に充電ステーションが設置され、同社の会員や来訪者がEV充電のソリューションを利用できるようになります。
業務提携の背景
この業務提携は、スマートワークスの会員がEV充電設備にアクセスできるようにし、電気自動車の普及を促進することを目的としています。インド国内に41の拠点を持つスマートワークスは、フォーチュン500企業やスタートアップに利用されており、EV利用者やEVへの切り替えを検討している人々が多く集まります。スマートワークスは、トータルソリューションを提供することで、オフィス利用者の体験を向上させることを目指しています。
提携の具体的な内容
テラチャージ・インドは、スマートワークスが管理するオフィスビルに充電設備を導入しました。ノイダには普通充電器と急速充電器を1基ずつ、グルグラムには急速充電器を1基設置しています。これらの充電器は10月1日から利用が可能で、テラチャージ・インドは充電ステーションを24時間体制で監視・サポートするCPOサービスを提供することで、利用者がスムーズに充電できる環境を整えています。
充電器の仕様は以下の通りです。
- 出力電力: 3.3kW
- 電圧: 1相、230V
- 電流: 16A
- 効率: 98%
- 出力電力: 30kW
- 電圧: 3相、400V
- 電流: 80A
- 効率: 98%
今後の展望
テラチャージ・インドは、スマートワークスとの戦略的パートナーシップを通じて、インド国内の13都市にある他のオフィスビルにも急速充電器の設置を計画しています。また、これらの拠点にはカフェやレストランも併設されており、利用者は待ち時間に充電を行うことも可能です。これにより、EVライフをより便利にすることを目指します。
テラチャージ・インドは、これまでインド全土に300以上の充電器を設置し、様々な機関と連携して効率的な充電ソリューションを提供してきた実績があります。今後も新たなパートナーシップを模索し、2026年までに52億米ドルに達すると予測されるインドのEV充電市場において、さらなる成長を目指していきます。
スマートワークスのコメント
スマートワークスの創業者、ニーティッシュ・サルダ氏は、「充電インフラのリーディングカンパニーであるテラチャージとの提携を発表できることを非常に光栄に思います。ですので、今後も環境に優しい持続可能な社会の実現に向けて取り組みを進めていきます」と述べています。
テラチャージ・インドのコメント
テラチャージ・インドのマネージング・ダイレクター、上田晃裕氏は、今回の提携を通じて急速充電器の設置を進め、さらに様々な業種との提携を加速化させる意思を表明しています。
詳細は、
Smartworks公式サイトや
Terra Charge公式サイトをご覧ください。