クラウド型電子カルテ「モバカルホスピタル」にAI機能が追加
2026年7月1日、NTTプレシジョンメディシンは中小病院向けのクラウド型電子カルテ「モバカルホスピタル」に新たなAI文書作成支援オプションの提供を開始します。この新しい機能は、医療従事者が文書を作成する際の効率化を図るもので、特に「退院サマリー」を半自動で生成することが可能になります。これにより、医療現場の負担軽減と業務の効率化が期待されています。
1. 提供開始の背景
この新サービスは、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期の成果を基に開発されました。医療法人社団「おうちにかえろう。病院」にて実施された実証実験を経て開発されたこの技術は、既に臨床現場から様々な評価・フィードバックを得ており、その結果が反映されています。
2. 機能概要
「モバカルホスピタル AI文書作成支援オプション」は、ビッグデータを活用した大規模言語モデル(LLM)による文書生成技術を利用しています。患者の過去の医療情報、入院経過、検査結果などを基に、「退院サマリー」のドラフトを自動生成します。手作業で行っていた文書作成の工程を大幅に簡素化し、使用者が生成されたドラフトを確認・修正することで、早く正確な文書作成が可能になります。
3. 主な特長
- - 電子カルテ情報に基づく生成: 現病歴や既往歴など、医療情報を元にLLMが自動で設計したドラフトを生成します。これにより、医療従事者は必要な情報をリサーチする手間を省くことができます。
- - 改善された操作性・品質: 実際の医療現場での実証実験を踏まえ、機能・品質ともに高水準であることが保証されています。医療従事者からの利用者フィードバックを元に、さらに改良が加えられています。
- - 将来的な機能拡張: 現在提供される機能に加え、今後は診療情報提供書や看護サマリーなど、幅広い文書領域への拡張が計画されています。これにより、医療業務の更なる効率化を目指します。
4. 今後の展開
「おうちにかえろう。病院」とNTTプレシジョンメディシン、およびPRiME-Rは、AIを活用した医療文書作成機能のさらなる高度化や売り込みを積極的に展開していきます。これにより、医療従事者の負担軽減を実現し、医療現場のDX推進にも貢献することを目指します。
この新たなサービスは、医療の質や効率性を向上させる鍵となるでしょう。さまざまな医療機関がこの機能を取り入れることで、患者にとってもよりよい医療環境が整うことが期待されます。