アートでリサイクル
2024-05-30 10:23:26
女子美術大学とソムリエが手がけるワインボトルリサイクルプロジェクトの全貌
ワインボトルをアートで再生するプロジェクト
5月30日に「ゴミゼロの日」を迎え、株式会社ソムリエと女子美術大学がコラボレーションした『ワインボトルをアートの力でリサイクル』プロジェクトがスタートしました。このプロジェクトでは、女子美術大学の芸術学部デザイン・工芸学科に在籍する12名の学生が、作品作りを通じてワインボトルのリサイクルに挑戦します。
特別講義で広がるワインの世界
この取り組みの一環として、ソムリエの取締役である古澤氏と江畑氏による特別講義が行われました。講義では、サステナビリティやワインについての基礎知識が紹介され、学生たちは普段あまり触れることのないワインの魅力を理解する機会を得ました。多くの学生にとって、ワインは未知の世界であり、この講義を通じて興味が引き出された様子が見受けられました。
実験を通じて見えてきた新たな可能性
講義の後、学生たちは工房でワインボトルの素材を使って実験を行いました。750度や900度に加熱した場合や、ボトルをカットする技法によって、同じ素材が全く異なる形状に変化することが確認されました。学生たちは様々な技術の違いを体感し、創作に対する期待が膨らんでいくのを感じました。
創作活動と展示会の高揚感
今後2ヵ月間、学生たちはリサイクルボトルを用いて個々の作品を完成させていきます。食器やインテリアなどの実用的なアイテムから、展示会用のアートピースまで、多様なデザインが生まれることが期待されています。完成した作品は、展示会で発表される予定で、一般の方への販売も計画されています。収益は学生たちの活動への還元と、NPO法人を通じて障害者団体への寄付に充てられる予定です。
株式会社ソムリエの取り組み
株式会社ソムリエは、ワインの販売を通じてサステナビリティに貢献する活動を展開しています。特に廃棄されるコルクやボトルをリサイクルし、社会に対して価値を生み出すことを目指しています。利用済みのコルクを回収し、様々な製品にアップサイクルするプロジェクトも進行中です。
女子美術大学とのコラボレーション
また、現在進行中のプロジェクトの一環として、日本とアルゼンチンの外交関係樹立125周年を記念したワインのラベルデザインコンテストが行われています。「No Border」をテーマに、在校生や卒業生がアイデアを持ち寄り、最優秀作品が記念ワインのラベルに採用されることになります。
女子美術大学は、1900年に創立されて以来、多くの女性アーティストやデザイナーを輩出しており、今回のプロジェクトもその歴史を継承するものとなっています。美術を通じて社会に貢献するこれらの取り組みが、多くの人々に感動とインスピレーションを与えることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ソムリエ
- 住所
- 東京都港区六本木6-1-1221六本木ビル 6階
- 電話番号
-
03-5413-3211