みやぎの思い出を記録する「海と風と町と」
2011年10月1日、宮城県にまつわる思い出の風景を収めた写真集「海と風と町と」が発売されます。この写真集は、3・11の津波によって失われた風景を特集しており、人々の心に残る思い出を形にすることを目的としています。
写真集の概要
写真集の体裁はA4変形サイズ(200×200mm)で、全120ページにわたって彩られたオールカラーのコンテンツが特徴です。多くの人々から集められた3195点の写真の中から、厳選された330点が掲載されています。各ページには、かつての宮城の美しい海と町の景色が広がり、見る者に懐かしさを感じさせる仕上がりとなっています。
無償配布と販売について
この写真集は、特に被災者に向けた取り組みとして、32300部が無償で配布される予定です。配布活動は10月3日から宮城県内で開始され、被災者が少しでも元気づけられることを願っています。また、9220部は、個人や企業の協賛によって販売され、販売価格は525円(税込)です。この販売によって得られた利益は、すべて義捐金として宮城県に寄付されることが決まっています。
思い出をつなぐプロジェクト
この写真集は、宮城に思い出のある方々や出身者に向けて、全国的に広く周知されています。購入することで、自分自身の思い出を振り返る機会を持ちつつ、同時に復興支援にも貢献できるという意味深いプロジェクトです。
マスコミと公共展示について
また、マスコミ関係者向けには、写真集をご希望の方に事務局を通じてプレゼントする取り組みも行っています。さらに、今回の写真を使った写真展の開催も可能であり、開催希望者は事務局へ問い合わせが必要です。
このように「海と風と町と」は、宮城の美しい風景を記録するだけでなく、思い出を共有し、復興に向けた希望を広げる一助となることを目指しています。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。詳細情報は
こちらからご確認いただけます。