Kinishの挑戦
2025-02-14 14:22:55

環境に優しい乳製品革命を目指すKinishの新たな挑戦とは

環境に優しい乳製品革命を目指すKinishの新たな挑戦とは



株式会社Kinish(キニッシュ)は、独自のライステクノロジーを駆使して植物性乳製品の開発に取り組むフードテックスタートアップです。この度、ジェネシア・ベンチャーズが主導するシードラウンドにおいて、資金調達を行いました。この出資は、Kinishの持つ革新的な技術と持続可能な食品提供への取り組みを加速するものです。

Kinishのビジョン


Kinishは、「美味しさ」と「持続可能性」を両立させた乳製品の提供を目指しています。特に、牛奶タンパク質を水田で育成したイネから生成するというユニークなアプローチで、インパクトのある解決策を提供しています。これにより、従来の畜産業に伴う環境負荷を減少させ、環境保護に貢献することを狙っています。

食品業界の環境問題


現代の食品業界、とりわけ乳製品の生産は、地球温暖化や水不足といった複雑で深刻な環境問題と密接に結びついています。牛乳を生産する乳牛は、大量の水を消費し、またメタンガスを排出するため、持続可能な未来を築くためには新たなアプローチが必要です。Kinishは、この課題に正面から向き合い、自然環境に配慮した代替乳製品を開発しています。

資金調達の背景と展望


Kinishが今回の資金調達により実現したい目標は主に三つです:
1. 特殊イネの開発
- 牛乳タンパク質のカゼインを生成するための特殊なイネの研究開発を加速します。これにより、商業スケールに対応できる商品を目指します。

2. 植物工場の研究開発
- 温暖化による農業の困難さを解消するため、矮性イネを植物工場で栽培するモデルを導入。このアプローチを通じて、イネからの温室効果ガスの排出を削減することを意識しています。静岡大学との共同研究も行い、未来の安心安全な食を築いていきます。

3. 代替乳製品のマーケティング
- Kinishは、コメを主原料としたアイスクリームなどの代替乳製品の開発を進めています。日本国内に限らず海外展開も視野に入れており、食品の持つ新たな可能性を広めるためのマーケティングに資金を活用する予定です。

ジェネシア・ベンチャーズの見解


株式会社ジェネシア・ベンチャーズの曽我部崇氏は、「現代の酪農業は限りある資源に依存し、未来のリスクに直面しています。Kinishはその技術とビジョンで、この難局をクリアする可能性を秘めています。」とコメントしています。Kinishの取り組みは、単なる食品の提供にとどまらず、環境維持に向けた社会的ニーズに応えるものとして非常に期待されています。

会社概要


  • - Kinish
- 設立:2023年1月
- 本社:東京都新宿区
- 代表者:橋詰 寛也
- WEBサイト:Kinish

  • - ジェネシア・ベンチャーズ
- 設立:2016年8月
- 本社:東京都渋谷区
- 代表者:田島 聡一
- WEBサイト:Genesia Ventures

Kinishの進化する技術とビジョンに目が離せません。持続可能な未来を見据えた取り組みが、私たちの食生活を変えていくことでしょう。



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会社情報

会社名
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ
住所
東京都渋谷区道玄坂1-10−5渋谷プレイス3F Orbit Shibuya内
電話番号

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