三菱重工がインドに空調製造拠点を設立し事業開始
三菱重工サーマルシステムズ株式会社が、インドに新たな空調機製造拠点を設立した。新会社は「Mitsubishi Heavy Industries–IAPL Air Conditioners Private Limited」と命名され、2026年1月22日に事業を開始する。この会社は、三菱重工とインドの販売パートナーであるIAPL Groupとの合弁企業で、インド市場における空調機の需要に応えるために設立された。
近年、インドの空調市場は急成長を続けており、普及率の向上や気候変動による影響で、今後も旺盛な需要が期待されている。このような環境の中で、三菱重工サーマルシステムズは、これまでのタイからの輸入販売から、一歩進んで現地生産を行うことで、販売網の強化と安定したアフターサービスの提供を目指す。
この新しい生産拠点の設立は、三菱重工とIAPLパートナーシップのさらなる深化を示しており、地産地消型のビジネスモデルを実現することによって、インド市場への供給体制を強化する狙いがある。現地生産により生産コストが削減され、迅速な対応が可能になるため、顧客のニーズに応じた製品提供が期待できる。
また、インド国内での製造によって、環境負荷も低減できる。三菱重工は、2040年のカーボンニュートラル達成を目指す「MISSION NET ZERO」を掲げており、脱炭素技術に基づいた製品を順次投入する方針である。特に、低環境負荷冷媒や高省エネルギー性能を持つ空調機を開発し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献することを目指している。
新会社「Mitsubishi Heavy Industries–IAPL Air Conditioners Private Limited」の設立により、三菱重工サーマルシステムズは、急速に成長しているインド市場において、事業の拡大を加速させ、競争力を高めることを狙っている。市場ニーズに応じた製品展開を進めることで、顧客満足度の向上も図ることが期待される。これにより、三菱重工のブランド価値も一層高まることになるだろう。
新たな空調製造事業の開始は、インドの経済成長に寄与するだけでなく、三菱重工グループ全体の成長にもつながる重要なステップだと言える。今後、三菱重工サーマルシステムズがどのような戦略でインド市場を攻略していくのか、目が離せない。
会社情報
- 会社名
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三菱重工業株式会社
- 住所
- 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号丸の内二重橋ビル
- 電話番号
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03-6275-6200