次世代メンタルケアロボット開発の最前線
SHIN4NY株式会社(神奈川県小田原市)と株式会社サウンド&ヴィジョンテクノロジーズ(東京都港区)が協力し、音声解析技術を駆使した次世代型メンタルケアロボット「Care Cube」の開発に取り組んでいます。この新しいツールは、ストレスやメンタル状態を測定し、その結果を生成AIで分析してレポートを作成するという画期的なものです。
健康経営の重要性
近年、企業の持続的成長や人材確保において、「健康経営」の価値はますます高まっています。従業員の心身の健康が企業全体の生産性や業績に影響を及ぼすことから、多くの企業が継続的かつ実効性のある健康支援策の構築を求めています。Care Cubeは、そのニーズに応じて日々進化しています。
特に、Care Cubeの現行機能として音声、グラフィック、数値によるフィードバックが行われていますが、利用者からは文章レポートを求める声がたくさん寄せられています。このニーズに応えるため、音声解析データを生成AIによって分析し、個々に合わせたメンタルヘルス改善策を提供することを目指しています。
生成AIとの連携
本開発では、Care Cubeが解析した音声データを生成AIに読み込ませ、個々の利用者に最適化されたアドバイスを行うことを計画しています。特に、この生成AIには臨床心理士や公認心理師の専門的な知見が組み込まれており、科学的根拠に基づいた的確なフィードバックを実現することにより、より深いメンタルヘルス支援が期待されています。
HeartvoiceとCare Cubeの統合
Care Cubeは、サウンド&ヴィジョンテクノロジーズが開発した顔認証AI端末に、SHIN4NYが提供する音声解析エンジン「Heart Voice」を搭載して形成されています。「話しかけるだけ」で心の健康状態を可視化し、約3秒の会話からストレス状態を自動で測定します。この情報は、個人の登録情報とリンクし、専用Webサイトで管理可能です。日々のデータを積み重ねることで、ストレスによる精神的な不調やトラブルの兆候を予測できることが期待されています。
開発の目標と今後の展望
SHIN4NYとサウンド&ヴィジョンテクノロジーズは、2026年3月までに生成AIによるセルフストレスマネジメントを助けるCare Cubeのプロトタイプを完成させ、その効果と信頼性を実証する予定です。その後、実証から得たデータをもとに改良を施し、2026年夏までにはサービス提供を開始する計画です。
企業の取り組み
SHIN4NYは、「データや科学技術の力でヒトに優しい社会を作る」というミッションのもと、ヒューマン・センシングやデータ分析、コミュニティ運営などを行う企業です。一方、サウンド&ヴィジョンテクノロジーズは、B2B向けのDXサービスを提供するスタートアップであり、「Care Cube」を介して企業の生産性を向上させるために努力しています。
お問い合わせ
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