株式会社LiftBase、シードラウンド資金調達を完了
東京都に本社を構える株式会社LiftBaseが、AI技術とソーシャルデータを駆使した新しい採用プラットフォーム「HR Quest」の開発に向け、シードラウンドで資金調達を実施しました。このプラットフォームは、従来の採用手法を刷新し、候補者との接点を重視した新しいタレントアクイジションモデルを提案しています。ここでは、この資金調達の背景や今後の展望について詳しく解説します。
資金調達の背景
LiftBaseは、これまでの応募を待つ従来型の採用手法から脱却し、新たなタレントアクイジションモデルの普及を目指しています。AIを活用し、候補者情報の収集・分析・活用に関する機能の強化にも注力し、企業がより戦略的に人材と向き合える環境を整えることを目指しています。これにより、企業は中長期的に優秀な人材を見つけることが可能となります。
また、資金調達を通じては、専門人材の採用や海外開発体制の強化も進めており、プロダクトの持続的な進化とビジネススピードの向上を図ります。さらに、採用に関する新しい考え方の啓発を行い、市場でのプレゼンスを高めることに注力します。
HR Questの特徴
「HR Quest」は、企業が求める人材との接点をより効率的に設計するためのプラットフォームです。候補者のスキルや関心、発信内容を可視化し、改善された独自スコアリングによって、企業が「未来の仲間」と出会える仕組みを提供します。このプラットフォームは、現在特定の企業とのクローズドβ運用を行なっており、正式なリリースに向けてさらに改良が進められています。
投資家からの評価
今回の資金調達に際し、投資家からも注目されています。mintの代表者は、LiftBaseのCEO渋谷氏との関係を強調し、このプロダクトがSNSデータを活用して従来のアプローチが難しかった求職者層にリーチできることを評価しました。また、AIの活用により個々の求職者にパーソナライズされたオファーが実現されることで、単なるリクルーティングの枠を超えた新たな価値を生み出すと期待されています。
CEOのコメント
LiftBaseの代表取締役CEO、渋谷祐太氏は、「採用は企業の未来を形成するものであり、単なる人材の集客行為ではない」と語ります。HR Questの理念として、人と企業の関係性を見直し、出会いの設計を新しい視点で考えることが大切だと強調しています。そして、今回の資金調達を通じてプロダクト、組織、ブランドの進化を図り、新しい採用の形を市場に届けることを目指しています。
今後の展望
LiftBaseの計画として、2025年以内に100社への導入を目指し、正式リリースの準備を進めています。また、今後は複数のプロダクトとの連携による採用基盤の高度化も計画されており、市場に革新をもたらす期待が高まっています。
会社概要
株式会社LiftBaseの詳細は以下のとおりです。
- - 会社名: 株式会社LiftBase
- - 所在地: 東京都港区南青山3丁目1番36号青山丸竹ビル6F
- - 事業所: 東京都渋谷区恵比寿
- - 設立: 2024年9月
- - 事業内容: HR Questの開発・運営、HRテック事業
- - 公式サイト: LiftBase
HR Questの登場により、採用市場がどのように変化していくのか、大変興味深い状況となっています。今後の展開にぜひご注目ください。