大阪・浪速に新たなスタイルのホテルレジデンス誕生
2023年に入って、柔軟な働き方が求められる中、多拠点生活が注目を浴びています。そんな中、株式会社Unitoとミサワホーム株式会社が共同で開発した「Hotel Residence unito NAMBA Motomachi」が大阪市浪速区にオープンします。本ホテルレジデンスは、家賃に変動をもたらす新しい発想を取り入れた施設です。
物件の背景
このプロジェクトは2019年に建設が始まりましたが、COVID-19の影響により事業展開がストップしていました。2024年1月にミサワホーム社が物件を取得し、ホテル及びレジデンスへの用途変更を通じて付加価値を高めることに焦点をあて、Unitoがオペレーターとしての役割を果たします。2024年9月6日からはレジデンスの予約受付が開始され、10月1日からの入居者受け入れが予定されています。北海道から沖縄まで訪問観光客が増える中で、観光地の宿泊費が高騰しているため、コストパフォーマンスに優れた宿泊オプションのニーズが高まっているのです。
家賃変動型の導入
「Hotel Residence unito NAMBA Motomachi」では、レジデンスとして提供される60室とホテルとして運営される32室、合計92室が用意されています。特に注目すべきは、Unitoが導入する独自の家賃システム「リレント」です。これは、居住者が外泊する時にその期間を宿泊者に貸し出し、その分の家賃が減額される仕組みです。結果として、居住者は家賃を抑えながら、他の場所に住むことも可能となります。
コミュニティ形成の工夫
共用エリアには「コンセプトルーム」が設けられており、大阪の港町のイメージを表現したデザインが取り入れられています。このスペースにはジムやワークスペースがあり、可動式の家具も設置されています。居住者同士のコミュニケーションが促進され、滞在の質が高められる工夫がされています。
地域貢献と未来に向けたビジョン
今後、ユニークな住まいの形を提供することを通じて、地域の社会的な課題解決に寄与していくことが目指されています。持続可能な発展を実現するためには、地域と連携した価値創造が重要です。「住みたい」を生むまちづくりを進めることで、地域全体の文化や経済を活性化するための取り組みも継続的に行われる予定です。
この新しいスタイルのホテルレジデンスは、今後の生活様式を大きく変える可能性を秘めています。都市での柔軟な生活形態と多様なニーズに応える取り組みとして、注目を集めることは間違いありません。