NEDOが支援する新たなスタートアップ育成
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が企画した「大学発スタートアップにおける経営人材確保支援事業」が、パーソルキャリア株式会社の「HiPro Direct」によって運営されることが決定しました。本プロジェクトは、大学から生まれた研究成果を基にしたスタートアップが成長するための、経営人材を確保することを目的としています。
大学発スタートアップの重要性
日本が経済競争力を維持・向上させるためには、新たな技術やビジネスモデルが不可欠です。特に大学の研究室から生まれるスタートアップは、革新性と専門性を武器に、新しい産業を構築する可能性があります。NEDOは、これらのスタートアップの成長を支援するために、経営人材とのマッチングを行うプログラムを立ち上げました。
MPM事業の概要
この「経営人材確保支援事業(Management Personnel Matching program)」は、2025年度から開始され、副業で経営を担う候補者(副業CxO)を募集します。募集は2025年9月24日から始まり、応募は「HiPro Direct」の特設サイトを通じて行えるように設計されています。このプログラムにより、副業CxOが大学発スタートアップに参画することで、経営のノウハウや外部の視点を導入し、企業の成長を加速させることが期待されています。
NEDOとHiPro Directの役割
NEDOは、日本の技術力を強化するための機関であり、人材のマッチングを通じて大学発スタートアップを支援しています。特に「HiPro Direct」では、1,000社以上のスタートアップと連携し、研究者が経営人材として活躍できる場を提供しています。 HiPro Directが持つネットワークを通じて、事業生産性を向上させるための多様な支援が行われます。
具体的な支援内容
1.
研究シーズとのマッチング: 副業CxOと大学の研究成果を結びつけ、実現可能なビジネスモデルを構築します。
2.
メンタリングとサポート: 経営人材に対して、起業家メンターやキャリアメンターからの支援を行い、プロジェクト進捗を管理することで、スムーズに事業を進行させます。
3.
資金面でのサポート: スタートアップが成長するために必要な資金を得るための、ベンチャーキャピタルや大手企業とのネットワーク構築をサポートします。
副業CxOの応募概要
募集は2025年9月24日(水)から始まり、10月31日(金)まで続きます。支援対象となるのは、研究開発型のスタートアップであり、事業採択された12の事業者を対象にしています。応募にはHiPro Directの登録が必要で、詳細は特設サイトから確認できます。
パーソルキャリアのイノベーション
パーソルキャリア株式会社は、「はたらく」を自分のものにする力を提供することをミッションとして、様々な人材支援サービスを展開しています。特に「HiPro」は、副業とフリーランス人材を企業と結びつけ、社会の多様性を促進することを目指しています。今回の新たなプロジェクトも、企業と個人のニーズを満たす重要なステップとなります。
まとめ
日本のスタートアップシーンにとって、人材のマッチングが経済活性化の鍵を握っています。この新たなプロジェクトを通じて、未来のリーダーを育て、新しいイノベーションが生まれることが期待されます。