新潟医療福祉大学のダンス部は、12月7日と8日に秋田県で行われた第43回あきた全国舞踊祭モダンダンスコンクールで、予想以上の成績を収めました。全国から参加した300名以上の中で、特に注目を集めたのが群舞部門において同大学から参加した古山夏帆さんと大塚駿平さんのデュオです。彼らは見事に最優秀群舞賞を獲得しました。
作品名は「綴る」で、舞台上での表現力や技術の高さが審査員から高く評価されました。監督の池田恵子さんは「群舞での1位獲得は、彼らの努力と本番に向けての姿勢の結果」とコメント。
このダンス部は2013年に設立以来、着実に実績を重ね続けてきました。例えば、2024年度には全日本高校・大学ダンスフェスティバルの大学創作コンクール部門で特別賞を受賞。また、過去の成績として、あきた全国舞踊祭では毎年のように賞を受けるなど、その実力は折り紙付きです。
古山さんと大塚さんは、作品の創作にあたって互いの思いを空間に表現し合うことを重視したと語ります。「男女デュオの良さを存分に引き出せた」と振り返り、その成果を喜ぶ姿が印象的でした。
また、彼らの努力が実を結んだ背景には、ダンスを通じたチームワークの重要性があります。部員一人ひとりが互いに認め合い、高め合う環境が培われているのです。このダンス部は、全国でのコンクール出場を通じて、踊りの力で人の心を動かすことを理念に掲げています。
新潟医療福祉大学は、看護や医療、リハビリ、栄養、スポーツ、福祉など多様な学びを提供する医療系総合大学として知られています。 NSGグループに属し、地域を活性化する取り組みを行っていることからも、教育と実践の出発点となる格好の舞台です。
これからもダンス部の活躍に期待が寄せられるとともに、今後の活動がどのように展開されていくのか注目が集まります。