大阪で根付の魅力を再発見するための特別展
2025年12月5日から20日までの間、大阪芸術大学の芸術情報センターで「第17回高円宮殿下記念 根付コンペティション 記念展」が開催される。この展覧会では、300点を超える応募作品が一堂に集まり、観覧者に根付の魅力を伝えます。
特に注目すべきは、高円宮妃久子殿下がこの根付コンペティションの設立に深く関わっていることです。彼女は2007年から大阪芸術大学の客員教授として在籍し、根付の技術や文化を学生たちに教授してきました。高円宮妃久子殿下は、根付コレクターとして名を馳せるだけでなく、現代の根付作家の育成にも情熱を注いでいることで知られています。
このイベントは高円宮殿下を記念して2009年に始まり、今回で17回目を迎えます。今年は、大阪芸術大学やそれに関連する学校から164名の在学生が177点の作品を応募しました。これらの作品は、それぞれ独自の視点や技術を反映しており、入賞者には高円宮賞や学長賞などが授与される予定です。
審査員には、高円宮妃久子殿下をはじめとする著名な方々が名を連ねており、個性あふれる作品がどのように評価されるのかも大きな見どころの一つとなっています。入賞者17名の作品は特に注目され、彼らのクリエイティビティが光ります。
さらに、記念展では、応募された177点の根付作品だけでなく、高円宮家から借り受けた130点の貴重な根付や、妃久子殿下が旅先で撮影された「旅する根付」の写真パネルも展示されます。これは、根付の伝統とその美しさを感じる絶好の機会です。観覧者は、学生の力作だけでなく、歴史的な根付の魅力にも触れることができます。
展覧会の詳細
- - 開催日時: 2025年12月5日(金)~20日(土)
- - 時間: 11:00~18:00(12月7日、12月14日は休館)
- - 場所: 大阪芸術大学 芸術情報センター1階 展示ホール
- - 入場料: 無料
この特別展は、アートに興味がある方や伝統文化に触れたい方にとって、非常に魅力的な体験となるでしょう。多くの人々が訪れ、根付の多彩な世界を楽しむことを期待しています。