空き家に対する印象、もったいない? それとも危険?
近年、増加の一途をたどる空き家。その存在は、持ち主だけでなく近隣住民にとっても無視できない問題となっています。株式会社NEXERと株式会社ニーズ・プラスが共同で行った「空き家の印象」に関するアンケート調査では、実に52.7%の人が住まいの周辺に空き家があることを明らかにしました。
調査では、空き家に対する印象や、周辺住民が抱える不安、そして将来的な課題などが浮き彫りになりました。
「もったいない」と感じる一方で「危険」も
アンケート結果によると、空き家に対するもっとも大きな印象は「もったいない」で、全体の35.4%がそう感じていると回答しました。一方で、20.3%の人が「危険」だと感じていることも明らかになりました。
「もったいない」と感じた理由としては、「お金をかけて建てたのに使われていないのがもったいない」「有効活用すれば社会が良くなると思う」「住む場所がない人がいるのに、空き家があるのはおかしい」といった声が挙がりました。
一方、「危険」と感じる理由は、「不審な人がいないか不安」「倒壊や不法侵入の危険性がある」「動物の住処になったり、倒壊の危険性がある」「治安が悪化する可能性がある」など、具体的な不安の声が多数寄せられました。
空き家増加が招く問題点
アンケートでは、空き家が増加することで懸念される問題点についても調査が行われました。
回答者の多くが、「土地の無駄遣い」「価値の低下」「治安悪化」「災害時の被害拡大」「遺体の放置」などを懸念していました。特に、空き家が多い地域では、治安が悪化する可能性や、災害発生時の被害が拡大する可能性などが指摘されています。
空き家の有効活用と対策
空き家増加は、社会全体にとって大きな課題です。アンケートでは、空き家問題に対する対策として、「リフォーム補助金の充実」「行政による買い取りと賃貸化」「危険な空き家の解体」などの意見が多く見られました。
空き家を有効活用するためには、国や自治体による積極的な対策が必要不可欠です。また、相続で空き家を所有することになった場合、放置すれば近隣トラブルや犯罪の増加など、さまざまなリスクが考えられます。
空き家に関する悩みを抱えている方は、信頼できる不動産会社に相談し、適切な解決策を見つけることが重要です。
空き家の有効活用、あなたならどうする?
今回のアンケート結果から、空き家に対する意識や課題が明確になりました。空き家の有効活用は、社会全体で取り組むべき課題と言えるでしょう。
あなたは、空き家問題についてどう思いますか?
参考: 株式会社ニーズ・プラス (
https://www.needs-p.jp/)