2027年卒業予定の学生が抱く就職活動への意識調査結果
株式会社キャリタスが2026年3月1日から5日までの期間中に実施した就職意識調査によると、2027年3月卒業予定の大学3年生(理系は院修士課程1年生も含む)を対象にした結果が発表されました。本記事では、主な調査結果を詳しく見ていきます。
エントリー社数の変化
調査によると、学生一人当たりのエントリー社数は平均で17.6社となり、前年の19.5社から約2社減少しました。これは、採用市場が変化している表れなのかもしれません。また、学生の間では、より絞り込んだ企業選びが進んでいる可能性も考えられます。
企業説明会への期待
新たな企業の説明会において、学生が求める要素には違いが見られました。実際の会場型説明会では、「社員と直接話せる場」の設置が最も求められ、一方、オンライン形式では「選考情報が得られる」ことが重視されていました。この傾向は、リモートでの選考が普及する中で顕著になっています。
志望業界のランキング
選考解禁時の志望業界においては、1位が「インターネットサービス」、2位が「銀行」、3位が「情報処理・ソフトウェア」となりました。特に、インターネット関連業界への人気は高まってきているようです。
選考試験の受験状況
8割以上の学生がエントリーシートの提出や筆記試験、面接試験を経験している一方で、最終面接を受けた学生は6割強となり、受験の多様性が伺えます。学生たちは多くの試験をこなしながら、納得のいく企業を見つけ出す努力をしています。
内定状況の現状
3月1日現在の内定率はなんと51.7%に達し、広報解禁の段階での5割超えは初めてのことです。モニター全体の11.1%はすでに就職先を決定し、活動を終了しています。これは学生にとって希望を感じさせるニュースと言えるでしょう。
就職活動の継続意向
多くの学生が、選考解禁後の「6月後半」に活動を終えたいと考えていることも特徴的です。今年もこの時期が一番多くなる傾向が続いています。
初任給への期待
学生たちの希望する初任給には、変化が見られました。彼らが必要最低限と感じる金額は平均で24.2万円、好条件と捉える額は29.1万円で、毎年約1万円の上昇が見られます。このことは、生活費や企業への期待感が高まっていることを示しています。
初期配属確約採用の重要性
配属エリアについて不明確なままでは内定を承諾できないとする学生が3割以上に達しており、5年前と比べて大幅に増加しています。この傾向は、働き方の多様化とともに、学生たちが自分のキャリアに真剣に考える姿勢の表れかもしれません。
まとめ
今回の調査結果は、2027年卒業予定の学生たちの採用活動に対する意識の変化を如実に示しています。これからの就職市場における彼らの動向は、企業にも影響を与えることが予想されます。キャリタスの調査結果は、今後の就職活動における重要な指標となることでしょう。