株式会社タケエイでんき、真岡市に新たな太陽光発電所を開設し売電開始

株式会社タケエイでんき、真岡発電所の売電を開始

株式会社タケエイでんき（東京都港区）は、栃木県真岡市に新たに設置した太陽光発電施設「真岡発電所」で、2023年10月より売電を開始したことを発表しました。これにより、同社は関東圏での再生可能エネルギー事業を強化し、持続可能な未来に向けての一歩を踏み出しました。

太陽光発電事業の背景

タケエイでんきは、2013年から太陽光発電事業に参入し、関連会社である「株式会社タケエイエナジー＆パーク」にて、処分場跡地を活用した複数の太陽光発電所を運営しています。これまでに「タケエイソーラーパーク成田」や「タケエイソーラーパーク成田第2」を通じて効率的な売電を実現してきました。

今回の「真岡発電所」は、タケエイグループにとって初めてFIT制度（再生可能エネルギー固定買取価格制度）を利用しない発電所となります。さらなる発展を目指して、既存の電力事業との連携を強化し、ないしは他の再生可能エネルギー源への取り組みも進める意向を示しています。

真岡発電所の詳細

真岡発電所は、

- 所在地：栃木県真岡市寺内566
- 敷地面積：9,632㎡
- 発電設備容量：0.8MW（AC）／ 1.3287MW（DC）
- パネル枚数：2,060枚
- 年間想定売電量：初年度で約1,600MWh（約410世帯分相当）

この発電所は年間で必要とされる家庭電力の一部を賄うことを目指しており、地域貢献にも寄与することが期待されています。利用する再生可能エネルギーからの発電により、環境負荷の軽減にも貢献します。

再生可能エネルギーへの取り組み

タケエイでんきは、今後も非化石証書の販売に注力しながら、RE100などの国際的なイニシアティブに対応していく方針です。96発電所以上を運営し、再生可能エネルギーの安定供給を果たすことで、地球環境の保護に貢献することを目指しています。

また、同社は長期的なビジョンとして「WX環境企業」への転換を掲げており、廃棄物処理やリサイクルだけでなく、再生可能エネルギー領域にも力を入れています。環境保全への取り組みは、今後も同社の重要な使命となるでしょう。

このように、タケエイでんきは真岡発電所を皮切りに、さらなる太陽光発電の展開を図っています。今後、地域に根ざしたエネルギー事業を展開し続ける姿勢が期待されます。