理想の高齢者像！北大路欣也が選ばれた理由とは？

高齢者の理想像と現実

日本は超高齢社会を迎えており、65歳以上の人口が増加する中で、ワタミタクショク株式会社が実施した「高齢者の高齢者に対する意識調査」は、その実態を浮き彫りにしています。調査の結果、50-70代の男性390人と女性210人、合計600人の参加者を対象に、彼らが考える理想の高齢者像や自身の高齢者としての認識、働く意欲などが明らかになりました。

理想の高齢者、その具体像とは？

この調査で男性が選んだ理想の高齢者第1位には、現在テレビドラマ『半沢直樹』での活躍が際立つ北大路欣也が選ばれました。そして、女性の1位には高齢者のおばあちゃんランキングでも1位の八千草薫がランクインしました。これは、両者の個性や活躍が、多くの人々の共感を得ていることの表れと言えるでしょう。

女性の4位には朝ドラ『あまちゃん』でお馴染みの宮本信子がランクインし、人気の影響が見て取れます。このように、年代によって理想とする高齢者の姿には大きな差があることが分かります。

自身を高齢者と認識する割合

意外なことに、60代の約81.5%の人が自身を高齢者だとは思っていないことが判明しました。65-69歳では74%、70-74歳でも47%がその認識を持たないと回答しています。平均として、50-70代が“高齢者”と思う年齢は70.5歳とされ、一般的に高齢者とされる65歳を上回る結果に。

高齢者と呼ばれることへの抵抗感

調査の中で、高齢者と呼ばれることに抵抗があると感じている人は全体で60.3%にのぼり、65歳以上の高齢者においても47.7%が同様の思いを抱いていました。この結果から、高齢者と呼ばれても若々しさを保ちたいとの思いが強いことが伺えます。

働きたい高齢者の実態

また、65歳以上の高齢者が働いている方の平均希望年齢は74.5歳に達しており、働く意欲も高いことがデータとして確認されています。65歳を過ぎているにもかかわらず、ビジネスシーンにおいてもまだ重要な役割を果たしたいという思いが色濃く現れています。

高齢者のイメージ改革が必要

この調査結果を受けて、高齢者へのイメージが変わりつつあることが明らかになりました。多くの人が自分自身を高齢者と認識しておらず、充実した生活を求めています。また、働き続けたいというニーズも高まっているため、一緒にサポートする社会インフラの整備が求められています。

ワタミタクショクでは、食を通じて高齢者の生活を支援し続けており、今後も「食」と「職」の両面からサポートできる存在でありたいと考えています。高齢者が安心して暮らせるコミュニティづくりを通じて、地域社会にも貢献していく方針です。