ベルリン国際映画祭 ビジターズプログラムの参加者決定
2026年に開催されるベルリン国際映画祭の併設イベント「Berlinale Co-Production Market」において、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、ビジターズプログラムの参加者を発表しました。このプログラムは、国際共同製作に関心のある映画プロデューサーに向けて、重要な体験を提供する機会です。
プログラムの概要
このビジターズプログラムは、2026年2月14日から16日の間に開催され、参加者は以下の内容を体験できます。
- - 国際共同製作に関連するマーケットでの活動内容
- - 同じ目的を持つ他国のプロデューサーとのネットワーキング
- - 各国の助成金制度や最近の国際共同製作の動向の理解
これらの活動を通じて、参加者の映画製作における知識や経験が深まることを期待しています。また、VIPOは現地ベルリンでの参加者へのサポートを行い、参加者が得た経験や学びを後日、報告書としてまとめ発表する予定です。
参加者プロフィール
今回のプログラムには、以下の3名のプロデューサーが選ばれました。
岩瀬顕子 (Akiko IWASE)
- - 所属: Bion Entertainment Inc.
- - 出身地: 栃木県宇都宮市
- - 経歴: 国際関係の学位を持ち、劇団「日穏-bion-」を主宰。リドリー・スコット制作の「Earthquake Bird」やジョニー・デップ主演の「MINAMATA」に出演。脚本家としても活躍し、中編映画「月の海」が国内外の映画祭での受賞歴あり。
上浦侑奈 (Yuna KAMIURA)
- - 所属: K2 Pictures
- - 学歴: 慶應義塾大学にて映画演劇論を専攻
- - 経歴: 東映やMBSでのプロデューサー経験を経て、クィア作品を積極的に企画。NetflixやDisney+でのオリジナルドラマの制作に関わる。
佐藤圭一朗 (Keiichiro SATO)
- - 所属: Lat-Lon
- - 出身地: 新潟県
- - 経歴: 日本映画学校卒業後、制作進行を経て、ラインプロデューサーとしての経験が豊富。新進監督の育成事業に参加しながら企画・制作も行う。
参加者はそれぞれのプロジェクトを持ち寄り、今回の機会を最大限活用することで、さらなる成長を目指しています。
このビジターズプログラムを通じて、彼らが得る新たな知識や経験が、今後の日本映画界における国際交流の架け橋となることを期待しています。