オープンハウスのインターンシップで「黒衣」が優勝
2025年10月21日、株式会社オープンハウス・ディベロップメントにより主催された「3days DESIGN CHAMPIONSHIP 2025」で、優勝チームが決定しました。今回、見事に栄光を手にしたのは、チーム「黒衣」の企画「国宝」です。この優勝により、同チームは賞金50万円とともに、その設計プランに基づいた住宅が実際に建築・販売されることが決まりました。
「3days DESIGN CHAMPIONSHIP」とは
このインターンシップは毎年行われ、2027年3月卒業予定の学生を対象に、住環境や建築、土木、デザインを学ぶ学生たちに、実践型のプログラムを提供しています。2025年で12回目を迎え、多くの学生から高い評価を受けています。今年も162名の学生が参加し、36チームが競い合いました。最大の特長は、優勝チームのアイデアが実際に施工される点です。
過去には11件の住宅が建築されており、それらはすぐに売約されるなど、学生にとっても貴重な経験となっています。
今年の競技内容と結果
今回のお題は阪区の「光が丘エリア」で、参加者は新築戸建ての設計プランを競いました。3日間でデザインを考え、模型を製作し、その成果をプレゼンテーションに臨むというフォーマットで、各回の優勝チームが決まっていきます。
最終プレゼンテーションでは、オープンハウス・ディベロップメントの設計士約100名が審査員として参加し、作品を5つの項目で評価しました。その結果、チーム「黒衣」の企画「国宝」が選ばれました。
チーム「黒衣」の設計コンセプト
チーム「黒衣」が提案した「国宝」という設計コンセプトは、日々の生活が家族にとってのかけがえのない宝物となる場所を目指しています。思い出を育み、将来へと繋がる住まいの実現を目指しました。この理念は審査員にも強く響いたようです。
チームリーダーの田中智之さんは、今回のインターンシップを通じて感じた達成感や喜びを語りました。「社員からの熱意が伝わり、私たちの努力が形になることの喜びを実感しました」とコメントしています。チームメンバーは全員がモデル作成やプレゼンの準備に全力を注ぎ、その結果が実を結んだことに感慨深い思いを抱いています。
特別審査員のコメント
特別審査員のコメントを受け、設計事業部の部長代理、新田成人さんは、このインターンシップが学生にとっての大きな挑戦であり、多くを学ぶことができる貴重な機会であることを強調しました。「優勝を目指す中で生まれる悔しさや成果は、建築を学ぶ上での素晴らしい経験です」と述べています。
今後の展望
この成果を受けて、優勝した「国宝」は今後プロの設計士との詳細な調整を経て、実際に建築へと進むことになります。このように、学生たちに新しい知見を提供するこのプログラムは、多くの学生の成長を支えています。オープンハウスの取り組みが、次世代の建築家たちにいかに影響を与えているか、今後も注目が集まります。