地元の生徒たちがトンネル工事に参加
岐阜県高山市では、地元の丹生川中学校の生徒たちが特別なプロジェクトに挑戦しました。中部縦貫自動車道の坊方トンネル(仮称)での工事作業に参加し、ロックボルトキャップの設置を行ったのです。
ロックボルトキャップとは何か?
「ロックボルト」とは、トンネルの内部にあるコンクリートに鉄筋を吹き付けて固定するための重要な要素です。この「ロックボルト」には、「ロックボルトキャップ」が取り付けられ、その役割は上部にかけられる防水シートを保護すること。今回の事業では、生徒たちが自分たちでデザインしたキャップを設置するという貴重な体験をしました。
準備と作業の流れ
高山国道事務所が企画したこのプロジェクトは、地域の道路やトンネル工事に対する関心を促すことを目的としています。生徒たちはまず、職員や施工業者の安藤ハザマの社員から丁寧な説明を受けました。その後、ロックボルトキャップをデザインし、それをトンネルの補強のために手やハンマーを使ってしっかりと設置しました。
大学レベルの知識を学びながら
作業の後は、トンネル内の工事現場を見学し、重機や工事のプロセスについても学ぶ機会がありました。生徒たちは、普段は見ることができない工事現場に興味津々で、大きな発見があった様子。「自分の車でこのトンネルを通りたくなった」と感想を述べる生徒もいました。
努力の結果、隠れるキャップ
ロックボルトキャップは、防水シートで覆われ、さらにコンクリートで固められた後には外から見ることができなくなります。しかし、キャップを設置したことを体験した生徒たちは、通行する際に自分がかかわった部分を思い出すことで、特別な感慨を抱くことでしょう。
この取り組みは、地域貢献しているだけでなく、未来の可能性を育てる大事な経験となることでしょう。
お問い合わせ
このプロジェクトに関する詳細情報は、高山市役所広報公聴課にお問い合わせください。
住所:〒506-8555岐阜県高山市花岡町2-18
電話:0577-35-3134
FAX:0577-35-3174
メール:
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