新ローコードサービス
2025-12-04 10:08:30
エンタープライズ向けの新たなローコード開発支援サービスを発表
新しいローコード開発支援サービス「Natic Low Code」を発表
双日テックイノベーション株式会社(東京都千代田区)は、エンタープライズ向けのローコード開発支援サービスとして「Natic Low Code powered by Pleasanter」(以下「Natic Low Code」)の提供を本格的に開始しました。これにより、企業の業務アプリケーション構築や運用がより効率的に行えるようになります。
背景と課題
最近、企業はSaaSやERPの導入を進め、業務の効率化が図られています。しかし、部門固有の業務に関しては、ExcelやAccess、紙の帳票に依存する場面が多く見られます。これにより二重入力や情報の差し戻し、そして属人化の問題が生じています。さらに、特定の業務をカスタマイズした場合、大きなコストと時間がかかることが多く、その結果能力が制限される場合もあります。
また、迅速に動くアプリケーションが求められる中、従来のスクラッチ開発ではリードタイムが長く、現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)のスピードに追いつけないケースが増えています。
Natic Low Codeの概要
「Natic Low Code」は、こうした課題解決のために開発されたソリューションです。日本国内で評価されているオープンソースのローコード開発ツール「Pleasanter」と、ERPおよびBPMソフトウェアの導入・開発を手掛ける当社のインテグレーションサービスを組み合わせたものです。これにより、現場固有の業務や周辺業務を短期間かつ低コストでアプリ化し、「全体最適」と「現場の使い勝手」を両立させることを目指しています。
Natic Low Codeの特長は、システム導入から運用定着までの一貫したサポートを提供する点にあります。
特徴と導入効果
1. スモールスタートでの迅速なアプリ化
Webデータベース型のローコード基盤により、部門単位で必要な機能を最小限にし、すぐに立ち上げることが可能です。従来アプリケーションの対象外だった業務も気軽にアプリ化することができ、現場の負担を減少させます。
2. 「Fit to Standard」を維持しながら周辺業務を柔軟に対応
Natic Low Codeは、全社標準アプリケーションの前後処理を担う「連携ハブ」として機能し、周辺業務をローコードで受け入れます。これにより、Fit to Standardの方針を保ちながら現場のニーズに応えます。
3. コストと持続可能性の向上
ユーザー単位のライセンス課金を排除し、オープンソースソフトウェア(OSS)を活用することで、コスト削減を図ります。さらに、システムのスケールアップにも柔軟に対応しながら、長期的なトータルコスト削減を実現します。
移行支援とセキュリティ強化
双日テックイノベーションでは、老朽化したシステムからの移行を段階的に進めます。データモデルを見直し、基盤をNatic Low Codeに移行することで、期間を最大1/3に短縮することができるとしています。また、権限管理、承認フロー、監査ログを標準装備し、セキュリティの強化を図ります。
プリザンターのメリット
インプリム社のプリザンターはオープンソースとしての透明性を持ち、クラウドとオンプレミスの環境両方に柔軟に対応可能です。これにより、多様な業界においてエンタープライズニーズに応えるインテグレーションを実現しています。
結論
双日テックイノベーションの「Natic Low Code powered by Pleasanter」は、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させる有望なソリューションです。変化の激しいビジネス環境において、企業が迅速に対応できるよう支援を行っていくことが期待されます。関連情報は、公式サイトにて随時更新される予定です。
会社情報
- 会社名
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双日テックイノベーション株式会社
- 住所
- 電話番号
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