株式会社キャリアインデックスが、就業中の社会人を対象に実施した「CAREER INDEX 実態調査vol.32」の結果が発表されました。この調査の目的は、転職エージェントからのスカウト経験に関する実態を明らかにすることでした。全国の1,208名の就業者に対し、「転職エージェントからスカウトを受けたことがありますか?」と問いかけたところ、約20%の人がスカウトを受けた経験があると回答しました。具体的には、「転職して成功した」と「受けたけれども転職していない」という2つの選択肢があり、両者の合計がこの約20%という結果となっています。
さらに、年収別の分析を行ったところ、年収が1,200万円を超える人の中では40%~50%もの人がスカウトを受けた経験があると報告しています。特にこの高年収層では、「スカウトを受けて実際に転職した」という割合が明らかに高いことが分かりました。このことから、高年収の社会人には雇用の流動化が進んでいることが見て取れます。逆に、年収が1,200万円未満の層においてはスカウトの割合がまだ十分に伸びていないという実態も示されています。これにより、転職エージェントは高年収層のキャリア形成において重要な役割を果たしていることが分かります。
調査における回答者の構成には、年齢や職種、地域などのさまざまな要因が含まれており、多角的な解析が可能です。これにより、より多くの職業領域や市場における転職エージェントの影響を理解することができます。キャリアインデックスは今後も様々な視点を持った調査を実施していく予定です。
調査の実施には、GMOリサーチ株式会社が協力し、高品質なリサーチ結果を提供しています。調査は2024年2月6日から2月7日までの間に行われ、有効回答数は1,208名となっています。また、キャリアインデックスは、転職や求人情報を提供するプラットフォームを通じて、さらに多くの人々に便利で新しい情報や機会を提供することを目指しています。
具体的には、キャリアインデックスは転職情報サイトの「CAREER INDEX」やアルバイト情報サイトの「Lacotto」、ファッション業界専用の「Fashion HR」など、様々なサービスを展開しています。これらのサービスにより、ユーザーは自分にぴったりの仕事を見つける手助けを受けることができ、より良いキャリア選択が可能になります。
このような状況を踏まえ、転職エージェントを利用することがどれほどの価値を持つのか、業界内での位置付けなどを含めて、今後の就業環境への影響をしっかりと見極めることが求められています。キャリアインデックスの今後のリサーチ結果にもぜひ注目していきたいところです。