茨城ロボッツの2024年度決算報告
茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント(以下、茨城ロボッツ)から、2024年6月期の決算報告が発表されました。これにより、同クラブがどのような状況にあるのかが詳しく伝えられています。
営業収入の推移
茨城ロボッツは、昨年度と比較し、さまざまな収入源で顕著な成長を遂げました。営業収入は主に以下の通りです:
- - スポンサー収入:656,490千円(前年度比145.6%)
- - 入場料収入:203,911千円(前年度比150.9%)
- - グッズ収入:95,074千円(前年度比117.7%)
- - スクール関連収入:76,479千円(前年度比83.1%)
- - リーグ配分金:57,312千円(前年度比115.3%)
- - その他:90,262千円(前年度比161.7%)
この数値は、特にスポンサー収入や入場料収入の増加が際立っており、ファンの支持が実を結んでいることを示しています。入場者数が増加した背景には、今年のバスケットボールW杯、日本代表の活躍、声出し応援の復活等があります。
平均入場者数の増加
2023-24シーズン、茨城ロボッツは「アガロー4000」をスローガンに掲げ、平均入場者数4,619人という数字を記録しました。これは前年度の3,488人から132%増加したことになり、多くのファンが試合を観に来たことが伺えます。このような盛り上がりは特に、アンバサダー制度やチケットパートナー制度など、地域やファンとの連携の成果と言えるでしょう。
経常利益と純利益
一方で、主力選手の怪我や外国籍選手への補強、為替差損の影響により、経常利益は63,282千円の赤字となりました。しかし、関連会社の支援を受けることにより、特別利益を計上し、最終的には当期純利益70,465千円の黒字を達成しました。このように、厳しい状況の中でも経営を改善する道を模索しています。
来るべきシーズンに向けて
代表取締役社長の川崎篤之氏は「2024-25シーズンはクラブ創立10周年となり、その記念すべき年に向けて、更なる成長を目指していきたい」と述べています。また、「夢・誇り・活力を生み出し、地方創生のモデルとなる」というミッションの実現に向けて、引き続き全力を尽くすとしています。
この年度の決算報告は、茨城ロボッツが地域に支えられながら成長を続けている証であり、ファン、スポンサー、地域団体との強固な関係構築が、今後の成功につながることが期待されます。これからも多くの応援が集まることが予想され、茨城ロボッツのさらなる飛躍が楽しみです。