音声入力で進化する「KAKO虎」
株式会社キャリアサバイバルが提供するクラウドサービス「KAKO虎」に、多言語翻訳機能が追加されました。この新機能は、2024年10月16日にリリースされ、特に中小企業における過去のトラブルやノウハウ管理を支援します。これにより、中国語、ベトナム語、ポルトガル語、インドネシア語、タガログ語など、20か国語以上に対応し、グローバル人材が活躍する製造現場でもスムーズな不具合報告書の作成や技術メモのデータ蓄積を実現します。
新機能の背景と重要性
製造現場では、海外からの技能実習生や外国人材の活用が進む一方で、言語の壁が障害となり、不具合報告や技術ノウハウの共有が困難なケースが増えています。従来は、監督者が手作業で翻訳を行い、専門用語が誤訳されることで、品質管理がうまく機能しないことが多かったのです。そこで、「KAKO虎」に多言語翻訳機能を導入することで、この翻訳作業の手間が大幅に軽減され、グローバルな協力関係が築かれることを目指しています。
多言語翻訳機能のメリット
1. チーム連携の向上
ユーザーはスマートフォンやタブレットのマイクを使用して、不具合内容を音声で入力すると、即座に日本語に翻訳されます。この機能により、全ての国籍のメンバーが不具合事例やノウハウを共有しやすくなり、現場での作業ミスを減少させ、生産性を向上させることができます。
2. 品質管理の効率化
翻訳作業にかかる時間やコストが大幅に削減されることで、現場の担当者は業務に集中しやすくなります。そして、スピーディーな報告や対策が可能となり、品質管理の精度が向上します。
3. 外国人スタッフへの教育充実
専門用語やノウハウを的確に翻訳・伝達することで、外国人スタッフに対する教育が充実します。この過程で教育コストを削減しつつ、チーム全体の知識を均一化することが可能となります。
「KAKO虎」のサービス概要
「KAKO虎」は過去のトラブル事例やノウハウを蓄積し、簡単に検索・再利用できるクラウドサービスです。主な特徴は以下の通りです。
- - AIによる入力補助と音声入力対応: 不具合事例を話すだけでAIが自動的に情報を整理。要約機能もあり、誰でも迅速に報告書が作成できます。
- - ノウハウの可視化: 社内の技術ノウハウを可視化し、従業員全体が重要な情報を簡単にチェックできる環境を提供します。
- - 多角的な検索機能: 製品名や不具合発生工程など、さまざまな切り口で瞬時に情報検索が可能です。
今後の展望
「KAKO虎」は今後、IoTセンサーとのデータ連携や作業者の動作分析を進め、自動化・予防策の提案を行う機能を開発予定です。中小企業の生産性向上と品質改善を総合的にサポートするサービスを目指します。詳細は公式サイトをご覧ください。
KAKO虎サービス
企業情報
株式会社キャリアサバイバルは、愛知県名古屋市に本社を構えるスタートアップです。製造業を中心に、評価制度設計や業務改善コンサルティングを行い、心躍る仕事創りをミッションとしています。
- - 本社所在地: 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目24番5号 第2森ビル401
- - 代表者: 松岡 大介
- - 設立: 2022年10月
- - ウェブサイト: キャリアサバイバル公式サイト