テノックスとジャパンホームシールドの資本業務提携
株式会社テノックス(本社:東京都港区)は、2025年12月23日付でジャパンホームシールド株式会社(以下「JHS」)との資本および業務提携を発表しました。この提携により、テノックスはJHSが実施する第三者割当増資を引き受けるとともに、同社の筆頭株主であるMCP5投資事業有限責任組合(以下「MCP5」)から一部の株式を譲受します。
資本・業務提携の背景
テノックスは1970年に設立され、基礎工事業界のリーダーとして高品質なサービスを提供してきました。一方、JHSは1990年に設立され、「住まいの万が一をなくす」を理念に、地盤調査や建物検査、デジタルソリューション事業を展開しています。建設業界は人手不足や資材価格の高騰といった厳しい課題に直面していますが、テノックスとJHSが連携することで、それぞれの技術やノウハウを活かし、新たな価値を生み出すことが期待されています。
提携の具体的な内容
1.
基礎工法の開発: 最近の強い地震による住宅の被害を受け、基礎技術の向上が求められています。テノックスは自身のカスタマイズした耐震性のある基礎工法を開発し、JHSの顧客に提供します。
2.
データの相互活用: JHSはこれまでに240万件の地盤調査を行っており、さらに増加するデータを基に、テノックスが保有する詳細な情報と組み合わせることで、専門家向けの強力なデータベースを構築します。このデータを活用し、新しいデジタルソリューションの開発を進め、高精度の解析を可能にします。
3.
相互営業基盤の強化: 両社はそれぞれ優れた顧客基盤を持っており、相手の技術やビジネスモデルを統合することで、更なるビジネスの発展を目指します。
4.
海外展開: 日本での成熟したビジネスモデルを海外市場に展開し、新たな成長を図ります。これにより、より多くの顧客に「安全で安心な暮らし」を提供できるでしょう。
資本提携の詳細
テノックスは、JHSの普通株式89,500株を取得し、議決権比率は取得前の0%から30.0%に引き上げられる見込みです。この資本提携により、両社の企業価値を向上させることが狙いです。
今後の展開
テノックスとJHSは、この提携を通じて、協働によるシナジーを加速し、持続的な成長を実現していきます。今後も双方の強みを活かしながら、業界をリードする存在へと成長を続けていくことでしょう。
【会社情報】
- - 会社名: 株式会社テノックス
- - 代表者: 代表取締役社長 若尾直
- - 資本金: 17億1,090万円
- - 従業員数: 388名(連結)
- - 本社所在地: 東京都港区芝5丁目25番11号
- - HP: テノックス公式サイト
この機会にテノックスとJHSの連携に注目が集まります。両社がこの提携を通じて新たな価値を創造し、建設業界のパイオニアとなることが期待されています。